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ゆとり教育

子供の成長には個人差があります。
おかあさんは忍耐強く子供を見守りましょう。

というようなことが、育児本にはよく書かれています。

わかっちゃいるけどね~。
お母さんの忍耐力にも、個人差はあり、
常識だけではなくこちらのほうも、あまり持ち合わせがないわたしは、
常に忍耐することに、疲れ果てることもままあります。

「子供を育てる」ことの大部分は 「待つ」という行為で成り立っていると思うのです。
子供がしていることに、自分で区切りをつけるまで待つ。
おぼつかない手つきで物事にとりくむのを待つ。
もっと小さい頃、日常のいろいろなことが自分でできるまで、ひたすら待ったように、
小学生になった今は、学校で学んだことが理解できるようになるまで、
ひたすら同じことを説明して聞かせます。

なかなか理解が進まない現実に、うちの子、大丈夫か!?
と本気で心配になることもしょっちゅう。

ゆとり教育なるものから方向転換して、授業の進み具合もスピーディになったようですが、
正直言って、比較対象がいないので、どのくらいスピードアップしたのかはわかりません。


でも、家でしっかり宿題を見てあげなければ、うちの子はまちがいなくついていけないんだろうなぁ。


子供の成長に個人差がある。
のに、世の中はいつだって一律な成長を子供に、そして親に課しているようにも思えます。
赤ちゃんでさえ、○か月ではこれができる、というガイドラインがあり、
幼児検診では「これとこれができませんね」という言われ方。
理解ができないままに、次々と新しいことを学ばなければならない子供に、
学ぶ楽しみは伝わらないのでは?と、できないことよりも、そちらのほうが気になります。


とは思いつつ、現実にどんどん進んでいく授業内容に、親のわたしのほうが焦ってしまったりもして・・・。

理解はゆっくり、だけど、いつかはできる子。
ということはわかっているのにね。
その「いつか」が来る前に、もう次のこと・・・え~!もう、はやく覚えてね!間にあわないよ!
と。
いったい何に間に合わないのやら。


ゆとり教育って、本当はなんだろう?
その子のペースに合わせて、何年生を何回やり直したっていいような、
そのくらいの気持ちの余裕が、大人の側にあることがゆとりではなかろうか、
という気もします。
by patofsilverbush | 2013-07-18 10:41 | 子育て

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