夜のお楽しみ
2013年 09月 14日
夜 寝る前に 息子に本を読みます。
日課なので 時にはめんどくさいな~そんな気分じゃないいんだけど!
という日も、もちろんありますが、
本は大好きなのでそれほど苦ではなく。
息子にとってもかなり楽しみな時間らしいのですが、
困ったことには自分で本を読むのはめんどくさいらしいんですよねぇ(^-^;)。
ま、いつか物語の中に自分一人で飛び込んでいく楽しさに 目覚めてくれたらいいんですけどね。
絵本から、高学年向きかと思われる、やや表現の難しい長編まで、
息子の好みと私の好みを調整しつつ、いろいろな本を読んできましたが、
ストーリーがドラマチックなら、そして日本語の力がしっかり感じられる本であれば、
内容が多少難しくても(たとえば芥川でも!)、子供は引き込まれて聞くんだなぁ・・・
と、時にびっくりさせられます。
夏休みからずっと引き続いて、最近は「ローラ」シリーズを読んでいます。
(息子の様子をみて、興味なさげなところは、適当に省略しちゃいますが)
「大草原の小さな家」のタイトルでドラマにもなりましたから、ご覧になっていた方もたくさんいらっしゃることと思います。
子供だったローラが、大人になるまでの 長いシリーズ。
はじめの3巻
「大きな森の小さな家」
「大草原の小さ家」
「プラム・クリークの土手で」
までは、ローラが6歳~8歳、 今の息子の年齢と、ちょうどリンクする、しいて言えば「子供編」です。
父さんと母さんが、二人の娘たちにどんな「レディ」になってもらいたがっているか、
それを聞く息子も、ときに 「はい母さん」 と、ローラたちと一緒になって返事をし、
そっか~、こんなふうに言えばいいんだ~!と、わたしとしても、親として子育ての参考になったり。
アンもそうですが、ローラはさらに、
大人になった今 読むほうが、ずっと興味深い!
本を読んでいると、笑う、驚く、などなど 息子が示す小さなリアクションが楽しかったりもしますが、
「プラム・クリーク・・・」の中では印象的だったできごとが2つありました。
ひとつは、
ローラが、大切にしていたお人形を、お客に来た小さな女の子に あげなければならなくなってしまう場面。
そのお人形はローラが6歳のクリスマスにもらった、初めての布人形(なんとそれまでは、彼女の「お人形」はとうもろこしのしんだったのです!)。
今と違って簡単に物の買える時代でも、場所でもなく、
ローラたち一家がどんな風に生活を作っていったのか、ずっと読んできた息子にとっても、
大事に大事にしてきたお人形を、
「もう大きくなったんだから、遊ばないでしょう?小さな子にあげなさい」
と母さんに言われ、あげなければならなくなってしまったローラの悲しみは、
まるで自分のことのように感じたのでしょう。
「うえ~ん!」
と、本気で半泣き状態になりました。
なんだかすごく、嬉しかったです。
ローラの気持ちになって、息子が聞いていてくれたことが。
これぞ読書のだいご味!
もうひとつは
もうじき小麦の収穫時期!というときに、
空から突然、イナゴの群れが降ってきて、辺り一帯、食いつくされてしまうという劇的な場面。
突然の出来事になすすべもなく、今年の収入も、一年間の労働も、
一瞬のうちにふいになってしまった。
つぎはぎだらけでつま先がぱっくり割れてしまっている、父さんのブーツを買うこともできなくなり、
家を建てた材木代も、払えなくなってしまった・・・・。
そんな場面を読んだ数日後、たまたまテレビで 「ミツバチが世界各地で大量死している」
という番組を、ちらっと目にしました。
原因はある農薬のせいではないか、ということで、その農薬を規制する動き、
または規制に反発する動きがある、というような報道だったのですが、
動物や環境保護に関して、ものすごく関心を示す息子、さっそく、
「その農薬は使っちゃだめだよね!
ミツバチがかわいそうだし、蜂蜜が食べられないもん」 (あら、かわいい~!)
と、規制に反対する意見に ぶつくさ。
農薬が身体に与える影響について、
わかっているようでわかっていないこと
「安全なもの」を使っているようだけれど、ミツバチの身体に悪いものが、
人間の身体にはいい!はずは ないのでは?
なんて、
我が家では食に関する話に発展したのですが、
その翌日。
まだまだ続く、インガルス一家のイナゴ被害を読みつつ、
「この時代に農薬があったら、こんなことにはならなかったかもね?」
と言ったら、
「農薬あればよかったのにねぇ」
と。
あれれ?農薬は、使わないほうがいいって言わなかったっけ?
ということから、一つの物事にはいろんな側面がある
ということに、息子も思い至ったようです。
こんなふうに、
面白いお話を おもしろい!と共有したり、
時にいろいろなことを話し、考えるきっかけをくれる本を、
一緒に読んでみるのは、楽しいことですね。
大きくなったな~息子ちゃん!
日課なので 時にはめんどくさいな~そんな気分じゃないいんだけど!
という日も、もちろんありますが、
本は大好きなのでそれほど苦ではなく。
息子にとってもかなり楽しみな時間らしいのですが、
困ったことには自分で本を読むのはめんどくさいらしいんですよねぇ(^-^;)。
ま、いつか物語の中に自分一人で飛び込んでいく楽しさに 目覚めてくれたらいいんですけどね。
絵本から、高学年向きかと思われる、やや表現の難しい長編まで、
息子の好みと私の好みを調整しつつ、いろいろな本を読んできましたが、
ストーリーがドラマチックなら、そして日本語の力がしっかり感じられる本であれば、
内容が多少難しくても(たとえば芥川でも!)、子供は引き込まれて聞くんだなぁ・・・
と、時にびっくりさせられます。
夏休みからずっと引き続いて、最近は「ローラ」シリーズを読んでいます。
(息子の様子をみて、興味なさげなところは、適当に省略しちゃいますが)
「大草原の小さな家」のタイトルでドラマにもなりましたから、ご覧になっていた方もたくさんいらっしゃることと思います。
子供だったローラが、大人になるまでの 長いシリーズ。
はじめの3巻
「大きな森の小さな家」
「大草原の小さ家」
「プラム・クリークの土手で」
までは、ローラが6歳~8歳、 今の息子の年齢と、ちょうどリンクする、しいて言えば「子供編」です。
父さんと母さんが、二人の娘たちにどんな「レディ」になってもらいたがっているか、
それを聞く息子も、ときに 「はい母さん」 と、ローラたちと一緒になって返事をし、
そっか~、こんなふうに言えばいいんだ~!と、わたしとしても、親として子育ての参考になったり。
アンもそうですが、ローラはさらに、
大人になった今 読むほうが、ずっと興味深い!
本を読んでいると、笑う、驚く、などなど 息子が示す小さなリアクションが楽しかったりもしますが、
「プラム・クリーク・・・」の中では印象的だったできごとが2つありました。
ひとつは、
ローラが、大切にしていたお人形を、お客に来た小さな女の子に あげなければならなくなってしまう場面。
そのお人形はローラが6歳のクリスマスにもらった、初めての布人形(なんとそれまでは、彼女の「お人形」はとうもろこしのしんだったのです!)。
今と違って簡単に物の買える時代でも、場所でもなく、
ローラたち一家がどんな風に生活を作っていったのか、ずっと読んできた息子にとっても、
大事に大事にしてきたお人形を、
「もう大きくなったんだから、遊ばないでしょう?小さな子にあげなさい」
と母さんに言われ、あげなければならなくなってしまったローラの悲しみは、
まるで自分のことのように感じたのでしょう。
「うえ~ん!」
と、本気で半泣き状態になりました。
なんだかすごく、嬉しかったです。
ローラの気持ちになって、息子が聞いていてくれたことが。
これぞ読書のだいご味!
もうひとつは
もうじき小麦の収穫時期!というときに、
空から突然、イナゴの群れが降ってきて、辺り一帯、食いつくされてしまうという劇的な場面。
突然の出来事になすすべもなく、今年の収入も、一年間の労働も、
一瞬のうちにふいになってしまった。
つぎはぎだらけでつま先がぱっくり割れてしまっている、父さんのブーツを買うこともできなくなり、
家を建てた材木代も、払えなくなってしまった・・・・。
そんな場面を読んだ数日後、たまたまテレビで 「ミツバチが世界各地で大量死している」
という番組を、ちらっと目にしました。
原因はある農薬のせいではないか、ということで、その農薬を規制する動き、
または規制に反発する動きがある、というような報道だったのですが、
動物や環境保護に関して、ものすごく関心を示す息子、さっそく、
「その農薬は使っちゃだめだよね!
ミツバチがかわいそうだし、蜂蜜が食べられないもん」 (あら、かわいい~!)
と、規制に反対する意見に ぶつくさ。
農薬が身体に与える影響について、
わかっているようでわかっていないこと
「安全なもの」を使っているようだけれど、ミツバチの身体に悪いものが、
人間の身体にはいい!はずは ないのでは?
なんて、
我が家では食に関する話に発展したのですが、
その翌日。
まだまだ続く、インガルス一家のイナゴ被害を読みつつ、
「この時代に農薬があったら、こんなことにはならなかったかもね?」
と言ったら、
「農薬あればよかったのにねぇ」
と。
あれれ?農薬は、使わないほうがいいって言わなかったっけ?
ということから、一つの物事にはいろんな側面がある
ということに、息子も思い至ったようです。
こんなふうに、
面白いお話を おもしろい!と共有したり、
時にいろいろなことを話し、考えるきっかけをくれる本を、
一緒に読んでみるのは、楽しいことですね。
大きくなったな~息子ちゃん!
by patofsilverbush
| 2013-09-14 12:11
| 子育て