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ピクシー絵本

ピクシー絵本をご存知の方は、いらっしゃいますでしょうか?

ピクシーは妖精のことですが、その名の通り、10センチ角と小さな、デンマーク生まれの絵本です。
今はもう絶版になっていますが、わたしが中学生くらいまではまだ、本屋さんで
円い大きなプラスチックケースにおもちゃのように入って売られていたのを覚えています。


小さく軽く、どこへでも持ち歩けるので、
幼児期のわたしの旅のお供は、この本だったようです。

お気に入りは、「クロのおつかい」でした。
愛らしい、利口な黒い小さな犬クロが、飼い主のおじいさんのために、
かごを持っておつかいをするという、シンプルな内容。
そうとう何度も読んでもらい、ある日 本をひらいたところ突然 暗誦を始めたので
字を覚えたのかとびっくりした両親は、「この子は天才!」と親ばかぶりを発揮したそうです(笑)。


自分で読めるようになってからは 他にもお気に入りが何冊もでき、
もうぼろぼろなのですが、捨てられずに 全部とってあります。


息子が生まれたころ、某通販で、復刻版のピクシー絵本のセットが販売され、
もちろん即決購入!

というわけで、息子のファースト絵本も ピクシー・シリーズです。
わたしのものだった、古いシリーズと、
ぴかぴかの新しいシリーズと、全部混ぜて一つのかごにいれておき、
息子が小さい時分はランダムに読んでいました。

本を読む、といっても
1,2歳の子がおとなしく聞いているわけもなく、
子供の手にも馴染む、この小さな絵本は、時にただ持って歩くおもちゃとなり、
歯が生え始めたころにはしきりに角を噛み噛みしていたし、
めくってみるのが楽しい時期は、何度も何度もペラペラとページめくりを楽しんでいました。

お話が聞けるようになるころには、新しいシリーズも、
だいぶん くたびれた様相になっていましたが、
本は飾っておくものではなく、お友達になるものなので、それもいいかなぁと。

親子とは言え、やはり好みは全然違って、
わたしが興味を示さなかったような一冊を、何度も読まされました。
なかなかのシブイ好みで、
「クロのおつかい」には ほとんど興味を示さず!



おとといから、
「本読みクラブ」なるものが突然でき、
寝る前に息子が本をよんでくれることになりました。

読み聞かせブームがやってきたらしい(笑)。


小さなかごから、ピクシー絵本をざらーっと床に全部出して、どれを読もうか吟味して
(ちゃんと、小さかったときによく読んだ本を数冊、選び出してくる。やはりいまだに、好きらしい)
きのう、おとといと読んでくれました。

小さかったのに、赤ちゃんだったのに、
もう自分で読めるんだね・・・と 母 感涙です。

余談ですが、泣ける!と評判の「トイ・ストーリ3」。
わたしが一番ジーンときたのは、ラスト・シーンのちょっと手前、
家を出るアンディの部屋が、空っぽになるところです。
ウッディやバズで遊んでいた、小さかったアンディが、こんなに大きくなって・・・と、思わず涙。

え、泣きどころが違う?
そんなことないでしょう~?
by patofsilverbush | 2013-10-02 09:30 | 子育て

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by anne