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秋におすすめ

根が単純といおうか素直といおうか、
季節が変わるたびに、その季節に関連した本や映画が観たくなります。

10月になったので、やっぱり観たくなりました。
「You've got a mail」
メグ・ライアン×トム・ハンクス、わたし的ゴールデンコンビ主演の
ロマンチック・ラブストーリーです。

主人公二人の職業が、対極的な本屋さん、というのも、好きなポイントで、
特にメグが演じるキャスリーンの小さな本屋さんは、近所にあったら絶対に常連客になっている!
というくらい、可愛いい。

感動的とか号泣するとかいう、感情の振れ幅を体感できる映画ではないのですが、
(というか、そもそも、そういう映画は苦手なのですが)
メグが可愛く、主人公二人がいい人で、
秋から始まり、季節と共に変わりゆく、ニューヨークの美しい街並み、
同じように変わっていく二人の関係、
春の訪れとともに迎えるエンディングに、ほっこりと幸せな気持ちになれる、
とにかく可愛い、何度見ても大好きな映画です。


「ユー・ガット・メール」がおしゃれなニューヨークを描いているなら、
同じノーラ・エフロン監督の「ジュリー&ジュリア」で描かれるのは、ごく普通の、
汚い場所もある大都会ニューヨークです。

お料理がテーマの映画ですが、
こちらも劇的な場面はまったくなく、50年前のパリと、現代のニューヨークで、
自分の生き方を見つめてゆく女性二人の日々を描いた、大好きな作品です。


ドラマチックな設定や、奇抜な登場人物がいなくても、
だれの人生も十分にドラマチックだと思うのです。

泣いたり笑ったり、落ち込んだりイライラして八つ当たりしたり、
わけもなく幸せな瞬間があったり・・・。
いつも気持ちが穏やかで、安定していたらいいと思うのだけれど、
日々起こるできごとに揺れて、反応する心こそが、感受性であり、
生きていることの証のような気もします。


誰もが過ごしている日常を、ハッピーに、あたたかく描いた作品が好き。
そして、大好きな本屋と、美味しそうなお料理の数々が登場するこの2作品、
秋にピッタリの作品ではありませんか?
by patofsilverbush | 2013-10-09 09:07 | 本・映画

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by anne