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赤ちゃんと15歳の夜

車の中で聴いていたラジオから、尾崎豊の「15の夜」が流れてきました。
“尾崎”に特別な思い入れはなく、ほとんど聞いたことはないのですが、
それでも、この曲がどこかで流れると、ちょっと苦しくなります。

だって苦しいもんね、思春期って。
既成概念の中に閉じ込められるような閉塞感、そこから抜け出したい、どうしようもない衝動、
あてもなく、解決するすべもなく、自分がなにから解放されたいのかも、実はわかっていない・・・
あの感じ。

まだ、「わかるなぁ」と思ってしまう。15歳じゃなくなっても。

そんな曲を聴きながら、ふと、
息子が15歳になったとき、わたしはどうするのかな?と思ってしまいました。

「わかるよ、その気持ち!」
と思いつつも、親だから口を出したくなってしまうことも、いっぱいあるんだろうな。
言うことなんてきかないのはわかっていても、
「こうしなさい、ああしなさい、バイクは盗んじゃダメ!」とか(笑)ねぇ。



今朝
生まれたばかりの赤ちゃんの写真ばかりを展示した写真展を、
ある助産院が主催しました、
というニュースを見ました。

「赤ちゃんが誕生した瞬間の感動は、何物にも代えがたい、
それを忘れないで、虐待がなくなれば」
と、みんなのお母さんみたいな助産師さんがおっしゃっていました。


わたしが、生まれたての息子の写真を飾っておくのも、実は同じ理由。

子供と向き合っていくのは、いくら可愛いわが子とは言え 大変で、
いらいらして ほったらかしにしたい衝動だってある。
「もう!いや!!」と泣きたくなることもある。

そんなときに、写真の中の息子を見ると、ちゃんと思い出せるんですよね。
一晩中がんばって、やっと彼に会えた時の感動。命の重さ。あったかさ。



小学生になり、ずいぶん手がかからなくなったけれど、
自分とは考え方も、性格も違う生き物と一緒に暮らし、育てるのは、
きっとずーっとこの先も、やっぱり大変なことなのです。



まだ少し先の15の夜に、しばし思いを馳せつつ、
心配してもしょうがないので、
今の素直で、単純で、ママ大好き!なちび子ちゃんとの生活を、うんと楽しもう!と思います(笑)。
せめて尾崎ほど繊細でなく、元春くらいな感じで乗り切ってほしいものです。
by patofsilverbush | 2013-11-26 08:59 | 子育て

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by anne