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合気道

わたしが住んでいる市では、
今年度から、隔週で 学校の土曜授業が始まりました。
学校へ行ってくれるのは嬉しいことなのですが、
なにしろ息子が習っていた乗馬は、スクールまで遠いので、
平日の放課後では通えず、主に土曜日にレッスンを受けていたから、さあ困ったことに。

慣れない土曜授業はけっこうくたびれるものらしく、
(朝寝坊できないので、親も気が抜けません。けっこう疲れる)
体調を崩して学校を休ませるのは本末転倒なので、
4月からこっち、
乗馬にはほとんど通えなくなってしまいました(T-T)

通えないことも、ないのだけれど、
やはり体力的・時間的にも、ちょっと厳しいものがあります。

もう少し家から近い場所で、
なにか運動の習い事はないものかしら・・・
と しばらく前から思案していたのですが、
先日、教会のある駅のそばに、合気道教室が新しくできたのを発見しました。

格闘技や武道系は、実のところまったく興味がなく(笑)、
戦いごっこは好きなくせに、負けん気がほとんどない息子には、あまり合わないかも・・・
と思っていたのですが、
“戦わない武道”といわれる合気道なら、まあ、わたしの興味の範囲内(笑)。

というわけで、先週、
道場にて体験させていただきました。

息子だけでよかったのですが、
「一人じゃ可哀想だから、お父さんもお母さんも、準備運動だけご一緒に」
と先生が言って下さり、
その昔、柔道を習っていたので 興味津々だったパートナー氏と一緒に、一家3人、
たどたどしく運動する羽目に・・・。
準備運動だけと思いきや、まるまるワンレッスン、体験させていただきました(笑)。


わたしにとって合気道は、
「周りの気と、自分の気を合わせるから、合気道なんです」
という 映画『かもめ食堂』の主人公・サチエさんのセリフでしか知らない世界。
でもその言葉通りに、
先生方のお手本を見ていると、
大きな声を出して気合を入れたり、相手を威嚇するようなことはまったくなく、
無理のない、呼吸のような動きで、
まるで踊っているかのよう。

「重力をしっかり感じて、すり足で動く」
という動きは、
「いかに重力に逆らって、身体を上に引き上げるか」
というバレエの動きとはまったく逆で、
「このすり足で歩いている間は、膝が曲がりっぱなしでいいのかしらん?」と、
変なことを考え、いささか気持ちは悪かったのですが(笑)、
力を入れるのではなく、呼吸をしながらの所作は、ちょっとヨガにも似ているなぁなんて思いました。


肝心の息子はといえば、かなり楽しかったようで、
習いたい気満々(笑)。
興味があるならなんでも体験させてみようと、始めてみることにしています。

「何かを習っていると、楽しいときと、うまくいかないからイヤになっちゃう時があるんだよね」
と息子。
確かに習い事は、辞めさせ時がむずかしい。
本人が苦痛なものを、むりやり習わせるのはどうかと思うし、
これひとつ!と決めてしまわずに、いろんなことを体験してみるのも、
また可能性が広がることではあります。
でも、がんばって続けていくから身に着くことも、いっぱいあるわけで。

壁に当たる時もある、とわかってきているのなら、
「うまくいかなくて行くのがイヤになっちゃった」時に、
「がんばっていってごらん」と、続けることの大切さを教えてもいい時期にきているのかな
と感じました。


それにしても乗馬・・・
やめたくない~という息子の気持ちはよくわかるですが、
疲れちゃってレッスンさぼってばかりいたのは誰ですかっ。
なんでもかんでもは、経済的にかなり無理無理です!!!!
「大きくなってからでも、またできるよ」と息子には言ってみたものの、
実のところ、やめるのは惜しい気が、わたしの中でもまだしています(笑)。
by patofsilverbush | 2014-09-10 15:00 | 子育て

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