相性
2014年 11月 04日
子供と親との相性があるように、
子供と学校の先生の相性というものも、ありますよね。
うちの子は、去年の担任の先生とは まったく合いませんでした。
興味がない事柄への関心度が かなり低めの我が息子。
話を聞いていない、集中力がない(授業内容への興味がないから)
机の中もめちゃくちゃ(整理整頓も、気が向かないとやらない)
理解度も低いし、理解のペースも遅い(何度も言いますが、興味がないから)
という、かなりの困ったちゃんであったことも確かなのですが、
とても真面目で、きちんと「学習の目当て」に沿った授業内容や、
子供の理解度を望んでいるらしかった先生にとっては、
本当に頭の痛い子であったと思われます。
「(いろいろと)心配ですねぇ」
「全然 理解していませんね」
と 本当に心配そうに言われもしましたし(といって、理解できるまでの指導はしてくれませんでしたが)
「学習の目当て」に沿ってはいないけれど、
彼なりに楽しく取り組んでいる、図工などの授業態度も、
まったく評価されませんでした。
通知表のコメント欄には
「○○係でした。こんなことをしました。あんなことをしました。こんな指導をしてきました」
と、事実のみが羅列してあるだけ。
たぶん、先生的に よいところがまったく見つからなかったんだろうなぁ。
他の子より理解が遅く、いつもいつも「他の子より遅れる」と言われるために、
「ぼくは頭が悪い」という固定観念が 息子の中に芽生えてしまい、
正直 3年生の前半部分は、その彼の感情をどうにかするのに苦労しました。
ふてくされるわけではないんだけれど、
「頭が悪いからできない→やりたくない→やってもできない」と
かなり自信がなくなってしまっていて・・・。
頭が悪いんじゃなくて、ゆっくりじっくりやれば、理解するんですがね。
「掛け算九九は何秒以内を目安に、子供たちにテストしています。
大半の子はできます」とか
「学年全体で、こんなことをやっています。うちのクラスはかなりいいです」とか、
懇談会のたびに、毎回こんなお話ばかりを聞いているうちに、
マイペースな子供を持つ母の 心配と不安は募るばかりでした。
今年の担任の先生は、もっとおおらか。
「心配なんですけど」と私が言っても、ちっとも動じません。
「ふつうですよ~。みんなそれぞれ、個性があるし。
一人っ子で 彼しか見ていないから、お母さんの見る目が厳しすぎるんですよ」
と言われる始末。
い、今までの心配はなんだったの!?
その中で、とてもとても私の心を癒してくれたのが、
「精神的にも、とても安定していますしね」
というひと言でした。
何ができない、かにができない
と言われ続けた一年間で、「うーん、できないのかぁ」と 落ち込むばかりでしたが、
何ができなくても、
「そうか、心が安定しているって、一番大切なことだった!」
と 思い出させてくれた一言だったのです。
相変わらず、「できる子」になったわけではない息子ですが、
「ゆっくり聞いてみれば、理解できる。やってみれば、できる」ということが、
少しずつ身についてきて、あまりぐずぐずと言わなくなってきたし、
何より、のびのびと学校で楽しんでいる様子が、
先生の書いて下さった通知表のコメント欄からも伝わってきて、
つくづく、
相性ってあるんだなぁ
と思う学校生活なのでした。
そして、何より、
親がめげてはいけない
ということを、母も学び中。
息子よ、大人になっても、日々是学びだよ。
子供と学校の先生の相性というものも、ありますよね。
うちの子は、去年の担任の先生とは まったく合いませんでした。
興味がない事柄への関心度が かなり低めの我が息子。
話を聞いていない、集中力がない(授業内容への興味がないから)
机の中もめちゃくちゃ(整理整頓も、気が向かないとやらない)
理解度も低いし、理解のペースも遅い(何度も言いますが、興味がないから)
という、かなりの困ったちゃんであったことも確かなのですが、
とても真面目で、きちんと「学習の目当て」に沿った授業内容や、
子供の理解度を望んでいるらしかった先生にとっては、
本当に頭の痛い子であったと思われます。
「(いろいろと)心配ですねぇ」
「全然 理解していませんね」
と 本当に心配そうに言われもしましたし(といって、理解できるまでの指導はしてくれませんでしたが)
「学習の目当て」に沿ってはいないけれど、
彼なりに楽しく取り組んでいる、図工などの授業態度も、
まったく評価されませんでした。
通知表のコメント欄には
「○○係でした。こんなことをしました。あんなことをしました。こんな指導をしてきました」
と、事実のみが羅列してあるだけ。
たぶん、先生的に よいところがまったく見つからなかったんだろうなぁ。
他の子より理解が遅く、いつもいつも「他の子より遅れる」と言われるために、
「ぼくは頭が悪い」という固定観念が 息子の中に芽生えてしまい、
正直 3年生の前半部分は、その彼の感情をどうにかするのに苦労しました。
ふてくされるわけではないんだけれど、
「頭が悪いからできない→やりたくない→やってもできない」と
かなり自信がなくなってしまっていて・・・。
頭が悪いんじゃなくて、ゆっくりじっくりやれば、理解するんですがね。
「掛け算九九は何秒以内を目安に、子供たちにテストしています。
大半の子はできます」とか
「学年全体で、こんなことをやっています。うちのクラスはかなりいいです」とか、
懇談会のたびに、毎回こんなお話ばかりを聞いているうちに、
マイペースな子供を持つ母の 心配と不安は募るばかりでした。
今年の担任の先生は、もっとおおらか。
「心配なんですけど」と私が言っても、ちっとも動じません。
「ふつうですよ~。みんなそれぞれ、個性があるし。
一人っ子で 彼しか見ていないから、お母さんの見る目が厳しすぎるんですよ」
と言われる始末。
い、今までの心配はなんだったの!?
その中で、とてもとても私の心を癒してくれたのが、
「精神的にも、とても安定していますしね」
というひと言でした。
何ができない、かにができない
と言われ続けた一年間で、「うーん、できないのかぁ」と 落ち込むばかりでしたが、
何ができなくても、
「そうか、心が安定しているって、一番大切なことだった!」
と 思い出させてくれた一言だったのです。
相変わらず、「できる子」になったわけではない息子ですが、
「ゆっくり聞いてみれば、理解できる。やってみれば、できる」ということが、
少しずつ身についてきて、あまりぐずぐずと言わなくなってきたし、
何より、のびのびと学校で楽しんでいる様子が、
先生の書いて下さった通知表のコメント欄からも伝わってきて、
つくづく、
相性ってあるんだなぁ
と思う学校生活なのでした。
そして、何より、
親がめげてはいけない
ということを、母も学び中。
息子よ、大人になっても、日々是学びだよ。
by patofsilverbush
| 2014-11-04 09:29
| 子育て