年齢

20代後半か、30代前半のころ、読んだ小説に、
「自分の若さや美しさが、年とともに次第に失われてゆく」ことに対する、
どうしようもないまでの恐怖を抱く女性が出てきました。
なんの小説だったのかは まったく覚えていないのですが、
当時 まだまだ若かったわたしは、なんとなくそのことに共感したのを覚えています。

だいぶん年を経て、40代に突入した今となっては、
その恐怖感はよくわからないものとなりました。
年を重ねても素敵なお手本が、今はたくさんいらっしゃいますしね。


着ていた服が、ある日 突然似合わなくなったり、
お店にディスプレイされている服が、「好み~!だけど、これはもう着られないな」
と思うようになって、
だんだん今のワードローブに落ち着いてきたけれど、
年を重ねると言うことは、けっして残念なことではなくて、
あたらしい何かが似合うようになるという楽しみも あるということです。

たぶんこの先も一緒ですね。
今のワードローブがうまく着こなせなくなって、その時の自分を再発見する、
ということの繰り返し。
いつまでも若々しく、あの頃と、同じような服装をしています
というのは、すごいようだけれど、
実はちょっとつまらないかも。

いわさきちひろさんの、こんな言葉を読んだことがあります。

若い時、
わたしは 自分勝手でわがままだったり、
人に対しての思いやりがなかったり、
したでしょう。
だからわたしは、
リボンが似合うような年ごろのあのころには、もう戻りたいとは思いません。


手元に本がないので、正確な言葉ではなく申し訳ないのですが、
だいたい こんなような感じの言葉。


素肌が綺麗で、しなやかな身体や、はじけるような活発さや、
どんな服でも臆面もなく着こなしてしまえるような勢いや・・・
そういうものは無くなっていゆくかもしれないけれど、
そのかわりに身に着くものがたくさんあって、
目には見えないようなそれらのもは、
でも 確実に人の外見までも変えてしまうものでもあります。

お洒落をしていても、なんだか意地悪そうな顔つきの人もいるように。


その年齢にふさわしいお洒落を探し続けたり、
その時その時の感性にぴったりくるセンスを磨くのも、とても楽しいことですが、
それは「今の状態を維持する」というより、
「新しいものにオープンマインドでいる」ことでありたいかな。


いくつであっても、
やわらかで包容力のある、快活な可愛らしい人になりたいものです。
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by patofsilverbush | 2014-11-26 09:47 | 生活 | Trackback | Comments(0)

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