♪わたしの祖国

子供のころ、『プリンプリン物語』という人形劇を放映していたのを、
ご記憶の方は いらっしゃるかしら?


赤ちゃんのころに、バスケットに乗って漂流してきた、
プリンプリン という名のお姫さま。
15歳になった彼女が、頼れる仲間たちとともに、
自分の祖国を探して 世界中を旅する物語です。

といっても、わたしは
プリンプリンちゃんの銀色の髪のヘアスタイルが可愛かったことしか覚えていなかったのですが
(2歳年上のパートナー氏は、けっこういろいろ覚えていました)、

結婚してから、
その『プリンプリン物語』のラスト1年分くらいの再放送があり、
2人して けっこう楽しみに毎日見ていました。


子供番組ですので、毎日15分。

ミュージカル仕立てで、歌ってばかりの、なかなか話が進展しないのですが(笑)、
子供番組とあなどるなかれ!

タンゴあり、ルンバあり、バロックあり、演歌あり・・・の、実にさまざまな曲調の、
珠玉の歌の数々!
「なんていい歌!」と、今でも口ずさむ歌もたくさんあれば、
♪ お金お金 お金お金 お金お金お金 お金!
なんて、ものすごく えぐい歌もあって(笑)、歌っているキャラクターの性格もわかりやすい。


あなどれないのは歌だけではありません。

プリンプリンちゃんたちが、祖国を探して次々に訪れる、世界中の国々。
独裁者に牛耳られている国、
中世のままに、魔女狩りや呪いがいまだ健在な国、
なまけものばかりで働かない人々の国、
強大な軍事力で制圧されている国、
子供が生まれないで、生きているのはロボットばかりの国、 などなど。

プリンプリンたちは、その国の現状を良いものに変えようと頑張る人たちとともに、
その国の問題解決に 全力を尽くします。


プリンプリンを追いかけて、我が物にしようとしている武器商人のランカーや、
その秘書で、お金のためなら人も殺せる悪女ヘドロなども加わって、


今、大人の目で見ても、
いっけん笑っちゃうような内容の中に、
う~んと考えさせられるものがあり、毎回、本当に楽しみでした。
また見たいなぁ。


♪ 限りなく美しく この上もなく清らかな
  愛に 愛に 愛に 満たされたところ
  それが故郷 私の祖国

と、
プリンプリンは、見知らぬ故郷への思いを込めて歌いますが、

どこへいっても 問題のない国はない。
結局最後まで、彼女の祖国がどこであるのか、判明はしません。
彼女と仲間たちは、「美しく、清らかな、愛に満ちた」祖国を探す旅を続けるのです。


そんな国は、ない?


イエスさまは、「神の国」は、私たちの中から始まっていると
おっしゃいました。
私たちがいる、この世界を、神の国にしなさい、と。

そんな国はない、と言ってしまうのは簡単ですが、
それでは一生、わたしたちは
「美しく、清らかな、愛に満ちた」国には住めないということになってしまいます。


きのう、そうじしながら、ふとこの歌を思い出した時に、
主体は私たちであるのだなと思いました。

わたしたち一人一人が目指す国。
住みたい国は、わたしたち一人一人が、作ってゆくものなのだと。

それは、
政治的なことや 大きなことで周りを動かそうとするようなことではなくて、

わたしたちの身の回りから、
少しずつ、はじまってゆくこと。


そして、
わたしもしているから、あなたもして!と押し付けたり、
あの人はしてくれない!と誰かを責めたりするようなことでもなく、

あくまで、
自分が始めているのか、
実践しているのか、
ということのように思えます。


神さまに理想の世界を作ってもらうのではなく、
理想の世界を作れる自分になれるように、
見守り、導き、愛し、叱咤激励してくださる神さまを
信頼し、感謝し、愛し、希望することが 信仰。




どんな宗教を信仰しようと、または信仰しなかろうと、
作る国はこれ一つなのではないでしょうか。


限りなく 美しく
この上もなく 清らかな
愛に  満たされたところ


それが、わたしたちの住む世界だと、言える日が来ることを祈ります。



















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by patofsilverbush | 2015-01-10 09:49 | 生活 | Trackback | Comments(0)

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