学習しないなぁ

こういう風に、
 人の云うことも聴こえなくらい熱心に、寸分の隙もなく 立ち働く姉を見れば、
 知らない人は 誰でも感心して、
 何というシッカリした、かいがいしい主婦であろうと思うのであるが、
 ほんとうは、
 姉はそのようなシッカリ者ではないのであった。
 いつでも何か事件が起こると、
 最初にまず 茫然としてしまって、放心したような状態となるが、
 しばらくして、その期間が過ぎると、
 今度は まるで神がかりになったように働き出す。
 だから、
 そんなところを傍から見ると、
 いかにも 骨身を惜しまない 活動的な 世話女房のように思えるけれど、
 実はもう興奮しきっていて、何が何やら分からなくなり、
 ただ夢中で働いているだけなのであった。

谷崎純一郎は 『細雪』 の中で、
四姉妹のいちばん上の姉・鶴子を こんなふうに描写しています。


息子の風邪がたたったかの、
花粉症が悪化したのか、
はてはお片づけでくたびれたのか、
今週の前半は3日ほど、微熱が出て、
ごろごろと何もせずに過ごしていました。

なんていうか、繊細と言えば聞こえはいいのですが、
いろんな点において、タフじゃないのよねぇ・・・。

子供のころから、ちょっと張り切って何かに集中して、くたびれると、
熱が出る体質です。

母にも、パートナー氏にも、
「根を詰めない!」「ほどほどに!」と注意されるのですが、
やってるときは楽しくてね~。体力というより、気力でウキウキと動いてしまう馬鹿さ加減。

というわけで、
いつも この鶴子の描写を読むと、にやりとしてしまうのです。

バレエを長年やっていたというのに、強壮な肉体も、体力もなく、強い精神力もなく・・・
脆弱な自分にあきれますが、
こういう質なんだなとも思います。

みなさまもどうぞ、無理なきよう、
お身体・お心 ご自愛くださいませね!






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by patofsilverbush | 2015-03-06 09:37 | 生活 | Trackback | Comments(0)

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