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変化の時期

先日 珍しくも買ったファッション誌に、梨花さんのインタビューが載っていました。

『40歳を目前にして、今までの服が似合わなくなったような気がして。
たぶん人生で一番大量に服を買った!
でも、その時に買った服は 今は何も残っていない(笑)』

という一文。
スタイリストの大草直子さんや、雅姫さんなど、
世の「おしゃれで素敵♡」な方々も、折々ご自身の媒体で書かれていることですが、
どうもこの、40歳を目前にして 何かが変わる時期、
というものが、あるらしい。


かくいうわたしも、ふつうに一般人ですが、ありました、
服を大量に買った時期が!
やっぱり40歳を目前にした、36~38歳くらいのときかな。
それまで着ていた服が、なんだか変な気がして、ワードローブ総取り変え!というくらい、服を買って、
たしかに、今、その時の服は、残っていません。


急激に太ったとか、
出産後、突然顔立ちが変わった、というわけではないのですが、
たぶん、
女性が、
ものすごく微妙に 今までと変わる時期なのでしょうね。

『おもいでぽろぽろ』の中で、
生理が始まるか、始まらないかの小学校5年生の頃の “わたし” を しきりに思い出す主人公が、
今 現在の自分、
いわゆる 結婚適齢期になり、どこということもなく、心の変化を感じ取っている自分を、
こんなふうに表現していました。
「さなぎの時期がやってきたのだ。あの頃と同じように。
ちょうちょになって飛び立つ前には、さなぎにならなくてはならない。
さなぎになんか、ちっともなりたくないのに」

そんな時期なのかもしれません。
いろんな変化や出来事に、瞬時に反応できたり、
体力だけで乗り切れたり(笑)する時期を通り越して、
その先の、
もっと物事を深く捉えられる年齢になる前の、さなぎの時期。


年をとることを、特別イヤだなと思うことはありませんが、
どんな年齢であれ、
「こうありたい」と思うことは、たくさんあります。
そのイメージはあまり変わらないのですが、

めったに買わないファッション誌を熟読しているのは、
何か自分の中で、新しい風を感じたいからなのかもしれない。

お仕事をもつ女性のためのスタイリング、なんて、自分には無縁だし、似合わない
と思っていたけれど、
こんなスタイリングなら、うちでもできるな~
こんな差し色は、かわいい!
なんて思うのは、とても楽しいことです。

ジャケットや センタープレスのパンツで家事をする、というようなことではなく、
自分の日常の中で、
新しい雰囲気をまとうことはできる と思った時に、
ずいぶん停滞していた自分に気がつきました。


好きなイメージはあるし、
まったく自分の性格とかけ離れた服を着ようとは思わないけれど、
(無理はよくない!)
停滞気味のスタイリングから一歩踏み出すこと。
それは外見だけの問題ではなく、
気持ちに 新しい方向を感じられることにも、つながるような気がします。


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by patofsilverbush | 2015-04-01 09:37 | 生活

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by anne