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習い事

四年生からは、放課後の部活動が始まります。
といっても、音楽部と運動部、という ざっくりな二分割。
大多数の子は どちらかに入っているみたいですが、
うちみたいに「興味ない」という子も 思ったよりいて、不参加もOKです。


そうはいっても、体力もついてくることですし、
今まで「体調・体力を優先に」と考え、セーブしてきた合気道のお稽古を、
週に2回にすることにしました。



わたしが4年生の時は、バレエのお稽古は週2だったかな。
やっぱりお稽古の回数が多ければ、それだけ繰り返しも多くなり、
動きが身体に馴染んでくるのも、早いですよね。
すご~くうまくなってほしい とは思わないけれど、
ちょっと疲れていて しんどい日でも、
「お稽古に行くことを がんばる」という精神力を、そろそろつけ始めてもいい年頃かなと。



小さいうちは、何事も体験、
と 親も気軽な気持ちで始める習い事ですが、
小学校中学年になってくると、
そろそろ真剣に、習い事と向き合わせるのか?
それともまあ、お遊びの範疇でいいかな~。
ということを、親の方でも頭の隅っこで考え始めた方が、いいような気がします。


バレエを習っていた頃、代教で 小さな子のクラスを教えたことがありましたが、
たまたまそこに、「体験に」と 子どもを連れてきたお母様がいらっしゃいました。

他の子に混じって、
他の子と同じように、ストレッチ(柔軟)をやってもらったのですが、
まあ、お母さんの口を出すこと 口を出すこと!
いわく、
「この子はバレリーナにするつもりはありませんから、
そんな痛い思いをさせて 柔軟なんかしなくてもいいです。
姿勢がよくなればいいんですから」と。


バレエを習うのなら、柔軟は 基本中の基本。
バレリーナにするか、しないかとか、
よい姿勢うんぬんより、
正しいレッスンができる身体を作ることができなければ、
美しい姿勢も身につきません。
何しに来たのやら、呆れて二の句が告げませんでした。


親がどんな気持ちで習わせているかはさておき、
教える方は真剣です。
上手になってもらいたい、ここを超えてもらいたい、できるよ!と、
いつも真剣に向き合い、応援しているものです。




子どもが将来、どんな道を志すのかはわかりませんが、
適当な気持ちでお稽古に取り組んでいては、
少なくとも、習っているものは上達はしませんし、
きつい練習に、真剣に向き合うこと、
ハードな思いをしても、
その先にある達成感や、もっとうまくなりたい!と思う気持ち、
がんばった!という 充実感や満足感を味わえることは、
先々、何になるにしても、
得難い経験になることと思います。


いろんなことを体験させるのもいいけれど、
一つのことに、真剣に向き合うキツさ、楽しさも、
また貴重な体験。


親はついつい、
学校の勉強優先で、とか、
そんなに大変な習い事はやめたほうが、とか、
心配してしまいがちですが、
自分の価値基準と 子どもの価値基準は違うということ、
子どもがチャレンジしたいのなら、まかせてみる度胸も必要、
チャレンジが苦手な子であれば、ちょっとだけ手を引っ張ってあげることで、
やっぱり 子どもと一緒に、
得難い体験ができるのかもしれません。


だって 毎週末、朝寝坊のお楽しみをあきらめて、
子どもをお稽古場まで送っていくのは、
いましばらくは、親の仕事ですものね~。
あ~親業、得難い体験ですよ(笑)。
息子を与えて下さった、神に感謝!




















by patofsilverbush | 2015-05-06 15:19 | 子育て

日々のあれこれを綴ります


by anne