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自分と違う人

競争心や、勝ち負けへの関心が薄い、我が息子。


運動会のレク走では、コースの途中にカードが置いてあり、
自分のひいたカードに 書かれているものを持って、
ゴールするのですが、
一番でカードのところまで走ってきて、
のんびりとカード確認している
(というか、いや、そこまでじっくり眺めなくても・・・?というくらい、眺めている)息子を見て、
お友達のお母さんが、
「あれ、なんで行かないの?」と きょとんとされていましたが、
うーん、
一生懸命やってないわけでも、手を抜いているわけでもなくて、
そういう性格なんだよね、
というしかありません。


80メートル走も、うしろを振り返りながらのゴール。


前だけ見て、もっとがむしゃらに走れないのかな~
と思うのですが、
本人はいたって真面目に取り組んでいるようで。
運動会後、宿題の「運動会新聞」なるプリントに、
“ 80メートル走が楽しかった ” と書いてありました。
「どんなところが楽しかったの?」と聞いたところ、
「イナズマのように走れたから(プログラム名が “ イナズマダッシュ” だったから)」
という返事。
運動会全体の感想も、
「負けたけど、自分はせいいっぱいがんばったから、楽しかった」 とあり、

ああ、自分的にはせいいっぱい、がんばってるんだなぁ、
傍から見たら、よくわからないけど、
と思いました。


合気道教室でも、
やる気があるのか ないのか、
稽古を見ていても さっぱり分からず。

来月にある、
昇級審査の練習をしていても、一人で先生に怒られている始末ですが、
怒られても 「全然、平気」 なんだそうです。


へんなところで小心者で、
できなくてもいいから、大きく動いてみよう!というところはなく、
自信がない心の表れのように、
小さく ちまちま稽古しているのに、
打たれ強いというか、
ひょうひょうとしているというか、
怒られても、聞き流せるんですよね。
負けず嫌いなのに 打たれ弱い わたしとしては、
うらやましい性格といえば、うらやましくもあります。



自分のことを振り返ってみると、
確かに、
「こんなことに気をつけて、レッスンしよう」 「こんなふうに踊りたい」
などなど、
自分の頭で 何かを考えながらバレエのレッスンをし始めたのは、
たぶん、中学生になってから。
それまでは、言われるまま、注意されるままに、
ただ漠然とお稽古していただけのような気がするので、
そんなもんなのかなぁ とも思いますが、

そういう人なんだな、とは思いつつ、
親としては、ついつい、
「もっとしっかりやんなさい!!!」
と、道場で喝を入れたくもなったりして(笑)。


見守るって、大変です。
自我(自分のエゴ)との戦いですね。







 

by patofsilverbush | 2015-05-29 14:18 | 子育て

日々のあれこれを綴ります


by anne