円熟する 『赤毛のアン』第13章・1
2016年 01月 29日
free birdで読んでいる『赤毛のアン』は ただいま15章。
ずいぶん長らく更新していませんでしたが、
実は13章が、個人的にとてもむずかしかったのです💦
通い始めた日曜学校で
夏の一大イベント、ピクニックがあると聞き、
うきうきと心待ちにするアン。
「アイスクリーム」なる食べ物が出る、とダイアナに聞いたものの、
アンの想像力をもってしても、
一度も食べてことのないアイスクリームの魅力ははかりしれません。
楽しい期待がふくらむばかり,
頭の中はピクニックのことばかりです・・・
と、楽しみを夢中で心待ちにする、子供の可愛い様子がつづられていきますが、
ほんとうに子供って、こんな感じですよね。
「いついつに、どこどこに行くよ」
なんて、ちょっと言おうものなら、
それが明後日だろうと、一週間先、ひと月先であろうと、
頭の中はもう そのことでいっぱい!
寝ても覚めても、興奮して、話すことと言えば、そのことばかり・・・
少なくとも わが息子はアン同様なので、
聞いてるこちらが うんざりするほどです(笑)。
もと・アン、今はマリラの気持ちもわかるわ~ の、
この年になって読むアンの魅力は、この辺にもあるのかも。
アンのおしゃべりにも、マリラのお小言にも、
おもわずニヤリと笑ってしまう。
どっちも経験しているから(笑)。
日曜学校のピクニック、とは言っても、
参加するのは子どもたちだけではなく、
映画やテレビなどのなかった時代、
ピクニックは 大人も子供も参加を楽しみにする、
夏の最大のイベントでした。
女学生だったモンゴメリも、
だいの仲良しの男の子と一緒に 野原を歩き回り、
彼が素敵なことを言ってくれ、
まわりの男の子たちに冷やかされたりして、
ちょっといい気分になった、楽しい夏のピクニックのことを、
日記に書き記しています
さて、アンが夢中になって食べたがるアイスクリーム🍨は
冷蔵庫のない、
作ったものを、保存しておけない当時、
作りたてをその場でいただく、
夏のフレッシュなご馳走。
大人も子供も大好きでした♡
冬の間、池や湖に厚く張った氷を切り出して、
おがくずを挟みながら、氷室に貯蔵しておき、
夏の特別なご馳走の時に、こんなふうに
貯蔵庫を持つ 農家の方から提供されて、
アイスクリームは作られます。
ローラの旦那さんとなる アルマンゾも、
少年時代に お父さんやお兄さん、手伝いの人たちを手伝って
氷切りをしています。
長ーいのこぎりの両端を 二人組になって持って氷を切るとき、
さて、どちらが氷の下にもぐって切るのか決めようぜ!
などという冗談に、アルマンゾは笑い出します。
「氷をどうやって切るか知らない連中もいるなんて、すごくこっけいだった」
ちなみに
まず、斧で穴をあけた氷のふちから、鋸をたてに水に入れて、
一人で氷を切っていきます(笑)。
『アナと雪の女王』の冒頭でもありましたね、氷切りのシーン。
9歳のアルマンゾは穴のへりで 大人たちが氷を切るのを見物していましたが、
何かのはずみで水に転落、
氷の下の暗く冷たい水の中に引き込まれるところを、
危うく助けられます。
そんなときも、父さんは心配なんてまったくしません。
むしろ、そのアルマンゾの不注意に
「目玉が飛び出すほど、鞭でたたかなけりゃならんぞ」
と
仁王立ちで叱り、
「もう9歳にもなるのに、ついうっかりしてばかなことをしたではすまない」
ことを、よく承知してるアルマンゾも、
鞭で打たれて当たり前だと、恐ろしさに震えながら覚悟します。
うちの10歳男子と、何たる違い!!!
農作業は男の子の仕事でしたので、
父さんはアルマンゾに 手伝いをたくさんさせますが、
失敗しても、決してフォローはしてくれません。
どんなことでも歯を食いしばって、自力で解決させながら、
アルマンゾの「一人前の男」としての自覚も、育ててゆくのです・・・
さて・・・
話はだいぶんそれてしまいましたが(笑)
アンのわくわくっぷりとマリラの冷静さを
次回はもう少し、
書いていこうと思います。
ずいぶん長らく更新していませんでしたが、
実は13章が、個人的にとてもむずかしかったのです💦
通い始めた日曜学校で
夏の一大イベント、ピクニックがあると聞き、
うきうきと心待ちにするアン。
「アイスクリーム」なる食べ物が出る、とダイアナに聞いたものの、
アンの想像力をもってしても、
一度も食べてことのないアイスクリームの魅力ははかりしれません。
楽しい期待がふくらむばかり,
頭の中はピクニックのことばかりです・・・
と、楽しみを夢中で心待ちにする、子供の可愛い様子がつづられていきますが、
ほんとうに子供って、こんな感じですよね。
「いついつに、どこどこに行くよ」
なんて、ちょっと言おうものなら、
それが明後日だろうと、一週間先、ひと月先であろうと、
頭の中はもう そのことでいっぱい!
寝ても覚めても、興奮して、話すことと言えば、そのことばかり・・・
少なくとも わが息子はアン同様なので、
聞いてるこちらが うんざりするほどです(笑)。
もと・アン、今はマリラの気持ちもわかるわ~ の、
この年になって読むアンの魅力は、この辺にもあるのかも。
アンのおしゃべりにも、マリラのお小言にも、
おもわずニヤリと笑ってしまう。
どっちも経験しているから(笑)。
日曜学校のピクニック、とは言っても、
参加するのは子どもたちだけではなく、
映画やテレビなどのなかった時代、
ピクニックは 大人も子供も参加を楽しみにする、
夏の最大のイベントでした。
女学生だったモンゴメリも、
だいの仲良しの男の子と一緒に 野原を歩き回り、
彼が素敵なことを言ってくれ、
まわりの男の子たちに冷やかされたりして、
ちょっといい気分になった、楽しい夏のピクニックのことを、
日記に書き記しています
さて、アンが夢中になって食べたがるアイスクリーム🍨は
冷蔵庫のない、
作ったものを、保存しておけない当時、
作りたてをその場でいただく、
夏のフレッシュなご馳走。
大人も子供も大好きでした♡
冬の間、池や湖に厚く張った氷を切り出して、
おがくずを挟みながら、氷室に貯蔵しておき、
夏の特別なご馳走の時に、こんなふうに
貯蔵庫を持つ 農家の方から提供されて、
アイスクリームは作られます。
ローラの旦那さんとなる アルマンゾも、
少年時代に お父さんやお兄さん、手伝いの人たちを手伝って
氷切りをしています。
長ーいのこぎりの両端を 二人組になって持って氷を切るとき、
さて、どちらが氷の下にもぐって切るのか決めようぜ!
などという冗談に、アルマンゾは笑い出します。
「氷をどうやって切るか知らない連中もいるなんて、すごくこっけいだった」
ちなみに
まず、斧で穴をあけた氷のふちから、鋸をたてに水に入れて、
一人で氷を切っていきます(笑)。
『アナと雪の女王』の冒頭でもありましたね、氷切りのシーン。
9歳のアルマンゾは穴のへりで 大人たちが氷を切るのを見物していましたが、
何かのはずみで水に転落、
氷の下の暗く冷たい水の中に引き込まれるところを、
危うく助けられます。
そんなときも、父さんは心配なんてまったくしません。
むしろ、そのアルマンゾの不注意に
「目玉が飛び出すほど、鞭でたたかなけりゃならんぞ」
と
仁王立ちで叱り、
「もう9歳にもなるのに、ついうっかりしてばかなことをしたではすまない」
ことを、よく承知してるアルマンゾも、
鞭で打たれて当たり前だと、恐ろしさに震えながら覚悟します。
うちの10歳男子と、何たる違い!!!
農作業は男の子の仕事でしたので、
父さんはアルマンゾに 手伝いをたくさんさせますが、
失敗しても、決してフォローはしてくれません。
どんなことでも歯を食いしばって、自力で解決させながら、
アルマンゾの「一人前の男」としての自覚も、育ててゆくのです・・・
さて・・・
話はだいぶんそれてしまいましたが(笑)
アンのわくわくっぷりとマリラの冷静さを
次回はもう少し、
書いていこうと思います。
by patofsilverbush
| 2016-01-29 10:08
| ferrbirds赤毛のアン