クリスマス・ツリー

霧はますます濃くなり、寒さはいっそう厳しくなった。
刺すような、噛みつくような、身にしみる寒さである。
・・・・(略)・・・
家の黒くて古ぼけた門のあたりに霧が濃く漂い霜が降りているので
天気の神が敷居に腰かけて悲しい瞑想にふけってでもいるようだ。



こんな夜に亡霊が現れる、ディケンズ作『クリスマス・キャロル』。
クリスマス・ツリーを出したきのうの午後は、どんよりとした曇り空。
夜に入って雨が降り始め、
今朝は濃い霧が立ち込めていたのが、
なんともクリスマス・ツリーのチカチカ光るライトに映えるなぁ!
なんて、一人秘かに悦に入っていましたが、
実は今日の千葉は、あたたかく、霧の去ったあとには日差しに恵まれて、
気持ちの良い小春日和となっております。
窓もみんな開け放って、新鮮な空気をたっぷりと室内に呼び込みつつ、
食後のお茶☕。


今年のクリスマスは、
なんだか「わ~」というような勢いがあるものではなく、
ジングルベルを鳴らしながら陽気に駆け足でやってくるものでもなく、
そっとそっと訪れるような、静かなもののように、わたしには思われています。
それ(救世主である)とわからないように、静かにお生まれになったイエス様のように。
その喜びが、
今、鐘を鳴らすようにわかるのではなくて、
もっとじんわりとあたたかく、心のうちでいつしか静かに灯るような。


光の少ない曇り日や、
冷たい夜や、
霧の朝には、ことさらに
ツリーに灯した小さくきらめくライトが、
歓びや やさしさや あたたかさを感じさせてくれるのです。


スクルージの人となりや生活ぶりを表すような天候の描写が続く、『クリスマス・キャロル』の冒頭が、
実はけっこう好きです。












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by patofsilverbush | 2017-12-05 13:25 | 季節 | Trackback | Comments(0)

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