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マイペース

ディズニーランドの、ウエスターン・リヴァー鉄道に
乗ったことはおありですか?
開拓時代のアメリカ西部を走る鉄道。
ローラ・インガルスが生きていたのは、まさにあの時代のアメリカでした。


ローラは、「シルバーレイクの岸辺で」の中で、
初めて汽車に乗った時のことを、こんなふうに書いています。

「一週間がかりだった旅を、たった一日、それも午前中に終えてしまった」

それまでのローラ一家の旅といえば、馬車でした。
幾週間もかけて、幌馬車で、無人の大地を旅する日々。
馬車のまわりで火を焚き、料理し、食事をし、時には洗濯もし、眠り、
朝になると また馬車に乗ってひたすら無人の草原をはしる日々。
だから目的の「大草原」に着き、父さんが作った、すきまだらけの丸木小屋の家に入ったとき、
母さんは大感激するのです。
「また家の中で眠れるなんて、なんてすばらしいんでしょう」

何もない草原を、ただひたすら、馬車に揺られていくのは退屈です。
身体もだるくなり、ローラは走り回りたいのをぐっと我慢したまま、毎日揺られていました。

鉄道の旅は、ほんとうにあっというま。
今なら、車も電車も新幹線も飛行機もあって、
それこそ何カ月もかかっていた海外への船旅も、たったの一日で終わってしまいます。
たった一日で、地球の裏側まで行かれちゃうなんて!

便利だし、素晴らしい。
時間も有効に使えます。
でも、たぶん、身体も心も、そのスピードに追い付いていないような気もします。
だって時差ぼけ。だってカルチャーショック。

心と身体がぴったり一致したまま、移動できる速度って、どのくらいかしら?
歩き?自転車?馬車?
いやいや、車なら、ついていけないことはないのだけれど。

足もとに咲く花や、風に揺れる草、木々のざわめき、鳥の声を 感じられるくらい。
街中ならば、素敵なウィンドーやカフェを見つけて、ちょっと寄り道できるくらい。
わたしには、やっぱり そんなな速度があっているかな。


マイペースは、本当に人それぞれ。
だからこそ、時々、これは本当に自分のペースなのかということを、
考えてみることの必要を感じます。

あなたは どんなペースがお好きですか?
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by patofsilverbush | 2013-10-31 08:33 | | Trackback | Comments(0)

林檎と恋

林檎ジャムを作りました。
10個の紅玉りんごの皮を、ひたすら剥いて刻んで・・・
お鍋を火にかけたら、なんていい匂い!
かなりハッピーな作業です。

数ある果物の中で、一番好きなのは林檎です。
桃ほどスウィート過ぎず、苺ほどラブリー過ぎない
しゃりしゃりと爽やかな甘さが好き。
赤くてまるい、ルックスもかわいい。

だからかどうかは分かりませんが、
林檎をよんだ、二つのうたも好きです。

一つは、教科書にも出ていた 島崎藤村の「初恋」。



やさしく白き 手を延べて
林檎を我に あたへしは
うすくれないの 秋の実に
ひと恋そめし はじめなり


という2連と


林檎畑の 樹のしたに
おのずからなる 細道は
誰がふみそめし かたみぞと
問ふたまふこそ 恋しけれ


という4連 (1連と3連も素敵です)。
林檎の甘酸っぱさと、可憐さが、初恋の、
緊張感のあるときめきや
胸が苦しくなるようなせつなさ
なんかにぴったりです。


もう一つは、北原白秋の和歌。


君かへす 朝の敷石
さくさくと 雪よ林檎の香のごとく降れ





不倫の恋を歌ったものだそうで、
一晩を過ごした家を出て、玄関扉から門まで続く敷石の上を、夫のもとへとかえっていく恋人の
肩にふりかかる雪や
その背中を見つめる人が、目の前に浮かんでくるような、
詩情にみちた歌です。

こちらもやはり、どろどろした不倫の背景よりも、
ただ お互いをどうしようもなく愛おしく思う気持ちや、
それでも帰らなければ、帰さなければならない苦しさ、せつなさが、
林檎の持つ爽やかな、あまやかなイメージで 美しく想像されます。


ジャムを作るという、きわめて家庭的な作業のあいまに、
恋について、
しばし思いを馳せた、
文学的な時間でした。


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by patofsilverbush | 2013-10-30 11:42 | 生活 | Trackback | Comments(0)

過去をふり返る

一日はさまざまな時間でできています。
家事をする時間、刺繍に悪戦苦闘する時間、子供と過ごす時間、至福の読書タイム。
外出することもあるし、友人と過ごす楽しい日もあるし、
一日はたったの24時間、したいことはたくさんあるのに、
そのうちの8時間は眠っているのだから(寝すぎか?)、
よく考えて過ごさないと、本当に時間がたりません!

意図的にとる時間もあります。
思索の時間。
瞑想、ともいえるかもしれないし、その時々で、ちょっとイメージは違いますが、
まあ 要するに、考える時間、です。

いろんなことが毎日あって、特別 大きなできごとではないのだけれど、
それでも、
ときどき立ち止まって考えないと、心の中にうまく組み込めないことが、たくさんあります。
組み込まなくてもいいのかもしれませんが、
それをしないと、なんでもただ さらっと流れてしまうだけの毎日になってしまう。

だから考えているのは、過去のことですね。
今日 おこったできごと。
少し前に起こったできごと。
だいぶ前のこと、ずーっと前のこと。


楽しかったできごとを思い出すのは楽しいけれど、
楽しくなかったできごと、
それどころか、傷ついたり、不愉快だったりすることを思い返すのは、
正直しんどい作業です。
でも、それをしないと、起こったできごとをうまく客観視できない自分がいます。

「どうしてあの人は、私に対してあんなことを言った(した)んだろう」
という、現実に起こったことを蒸し返して、
腹が立ったり、悲しくなったり、また傷ついたり・・・・
というのは序盤の作業で、
巻き起こった嵐が落ち着いてしまえば、相手の気持ちが見えてきたりすることもあります。

でも、相手の気持ちは、こちらの想像でしかないので、
本当はどうでもいいこと。


問題は、なぜ、わたしがそのことをネガティブに受け止めたのか?というところにあるからです。
そして いろいろ考えていくと、
自分の至らなさや、物事の受け止め方、思考のくせなんかが、少しずつ、少しずつ、
見えてきます。
自分の中の、見たくなかったり、気付きたくなかったことにも、気付きます。

ああ、わたしって、こんな人なんだぁ・・・・。
と思えたときに、初めて、そのネガティブだと思った出来事の、
本当の理由が納得でき、
自分のいらない部分が見えてくるのです。



過去を振り返る、というと、思考がマイナスみたいな印象ですが、
けっしてそうではない。
だって 現在の私は、過去でできているから。
そして未来を作っていくのも、過去なのですから。
未来に何が起こるのかは、考えても考えてもわからない。
過去は、変えることはできないけれど、いらないものを手放すことは、いつでもできます。

自分にとって何が大事で、
何が不要なのか。
自分はこれから、どうなればいいのかな。
必要なものはなんだろう?


自分探しの旅は、静かな時間をみつければ、
いつでも どこでもできること。
そうは思っても、めんどくさいことではあるので、やっぱりわたしにとっては、
意図的にとる必要のある時間のようです。
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by patofsilverbush | 2013-10-30 08:39 | | Trackback | Comments(0)

カラフルライフ

子供がいると、世界が狭くなる、と思っていた時期がありました。


たとえば主婦が集まると、どうしても話題が子供の話ばかりになりがちだし、
夜、外に遊びに出かけるなんてことは、まずできないし、
子供が小さなうちは、なにかあればとにかく走れるように、ぺたんこ靴やスニーカーしか履けないし、
おしゃれして素敵なレストランへ・・・というよりは、
子供が食べられそうなものは何かしら?というのが最優先だし、

とにもかくにも自分のことより、子供の都合や健康が最優先になります。


結婚して6年間、夫婦二人の生活をしてきたところへ、息子がやってきてからは、
世界が狭くなったというより、
生活がカラフルになったなぁと感じます。


大人だけの生活とは違って、できないことも増えました。
時間を気にせずに外出するとか、遠出するとか。
モノトーンで静かだった生活が一変。
オムツやおもちゃや、絵本や図鑑で散らかる室内。
泣き声や、叱る声、奇声、わめき声・・・笑い声も、増えたかな。
とにかく喜怒哀楽が激しくなり、楽しいにつけ怒るにつけ、エネルギーの消費量が増えました。


そして、自分で選ぶのとは、全然違った方向に、世界が広がったりもします。

幼稚園に送っていく道々で、知らない人とあいさつを交わし、
息子なんかは畑仕事を体験させてもらったこともあります。
「もう小学校?はやいね~」なんて、ご近所というわけでもないのに、
いまだに道で出会えばあいさつを交わし、成長を気にして下さる方もいます。
広いお庭で、一輪車に乗っけてもらったことも、あったなぁ。

小児病院や、幼稚園、小学校で出逢った、それぞれに刺激的で、個性豊かな友人にも恵まれ
(みんな大好き!)
生活も規則正しくなり、生き方そのものも、変わったのかもしれません。

そもそも、3姉妹のわたしにとっては、男の子の生態自体が謎に満ちています。
「もう、男子ってどうしていちいちふざけるのっ!?」
と思っていた小学校時代の私。
放課後に男子が何をして過ごしていたのか、まったく知りませんでしたが、
今頃その謎が解けようとは・・・!



息子の成長に伴っておこる出来事に対して、
ある意味では受け身でいる、という生活なのかもしれませんが、
ある意味では、その場その場で心をオープンにしないと できない生活、
とも言えます。


子供の視線を通して、自分が通り過ぎてしまった物事を、再度 見られること。
大人の目線で、教えるべきこともある。
そのバランスを、うまく保てたらいいんですけどね。


流産を経験して、子供を持つことに、あまり積極的ではなかった私たちのところに、
突然、やってきたわが王子。

子供がいなくても、楽しかったし、
やってきたらやってきたで、また別な楽しさを教えてくれました。
自分で選びとる、自分好みの出来事より、
何がくるのかわからない という点で、
もう少し、刺激的なのかもしれません。
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by patofsilverbush | 2013-10-26 16:01 | 子育て | Trackback | Comments(0)

素敵なストール

庭のオリーブの木に、
かかっている 大きな蜘蛛の巣。

けっこう巨大なクモが鎮座していて、ときどき
ものすごいはやさで巣の上を動いていると、
自分が小さな虫じゃなくても ぎょっとしてしまいます。

でも今日は。

ダイヤモンドと真珠を散りばめた、
レースのショールに。

妖精の女王様の、お召し物。
今宵は嵐の王(ストーム・キング)の舞踏会でしょうか?

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by patofsilverbush | 2013-10-25 14:41 | Trackback | Comments(0)

ハーブティー

風邪っぴきのむすこのおかげで、このところ毎日、
ハーブティー三昧です。

自家製無農薬ハーブ・・・といえば聞こえの良い(笑)、
庭にほったらかしにしても育っている、
ラベンダーとミントとローズマリーを 適当にブレンドしたもの。

お友達にいただいた ローズヒップに はちみつを落として。

無印で見つけた、
カモミールとエキナセアのオーガニックブレンド。

気分や時間帯に応じて、あれこれと飲んでいます。

ミントやラベンダーには、抗菌・殺菌作用があり、
ローズマリーは血行促進作用があり、美容にも効果的。

同じく美容に効果のあるローズヒップには、レモンの何倍ものビタミンCが含まれているし、

カモミールとラベンダーは、睡眠の質を良くしてくれます。


子供のころは苦手だったハーブティー。
今はおいしくいただけるし、息子も大好きなようです。


おいしくて、身体にもよくて(きっと、植物の持つエネルギーも含まれているに違いない!)
副作用のない自然のお薬。
速効性や、症状を速やかに抑えるようなことはないけれど、
身体の奥から、じんわり治してくれそうです。

子供の身体には、なるべく やさしいものを使いたいかな。
(もちろん、家族みんなにもね)

ハーブティーを飲むと、眠りの浅いわたしも、良く眠れます。
それはもう 泥棒が入っても気づかないであろうほど!
みなさまもおためしの際は、戸締りにご用心下さいませ。
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by patofsilverbush | 2013-10-25 08:56 | 生活 | Trackback | Comments(0)

影響しあえる ということ

今週末は、また台風が近づいているようですね。
連日の曇り空で、お洗濯物もカラリとしません。

先日の台風では、朝 玄関のドアを開けたら、
我が家の小さなコニファーが倒れていました。

あらあら。
まあ、植えている場所が悪いせいか、根っこの張りも弱くて ぐらぐらはしていたんだよね。
とにかく植えなおしをしようと外へ出たら、息子も手伝いをかってでてくれました。

スコップで掘り起こして、ついでに 枯れてしまった枝を切り払って・・・
散乱するごみを、息子が次々集めてはごみ袋にまとめてくれて、大助かりです。

それにしても、この根っこではなぁ・・・
樹形もだいぶ乱れて、植えなおしても きれいではないし、また倒れそうな予感。
新しく小さな苗木をを買ってきて、鉢植えにしたてようか。
などなど、迷って、
「どう思う?」と息子に何気なく言ったところ、

「うーん・・・新しくしない方が、いいと思う」と
静かに言われてしまいました。

「まだ青々してるし、植えなおして、できるところまでがんばってみたらいいんじゃない?
枯れちゃったら、新しく買えばいいじゃない」

・・・・・
「そうだね」
と、あとは植えなおしに専念いたしました。


こういうところ、
息子は私より 上です。

時々思うんですよね、私なんかより、ずっと精神性が高いなぁって。



それは、何ができる、何ができない とか
大人っぽいとか 子供っぽい とか
理知的 理論的である とか いうこととは、まったく関係ないことです。


どちらかといえば、
常識や、「こうあるべき」「こうならなければいけない」という、
頭で考えていることとは離れた、自然な心のありようだったりします。


いろいろ いろいろ考えて出てくるものより、
自然と心にわいてくる感情の方が、正しい、みたいに。

いろいろ心配な息子ではあるのですが、
見習わなきゃぁ・・・!と思うところも、いっぱいあります。

良いにつけ、悪いにつけ、
お互いに、影響しあうというのが、家族の在り方なのかもしれませんね。
だったら なるべく良い方向に 影響しあえるよう、
わたしも日々、心して精進しなくちゃね。
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by patofsilverbush | 2013-10-24 08:39 | 子育て | Trackback | Comments(0)

アンネ

同じ本を何度も読むので、わたしの本棚の中には、
幼馴染で大親友!がたくさんいます。

本棚の扉を開け、何を読もうか、見渡すひと時が好き。
もちろんどのストーリーもお馴染なので、ときに「読む本がない・・・」と思うこともあるのですが、
季節や気分に応じ、本の中の「その場所」に、いつでも行かれることが好きだし、安心します。

慣れ親しんではいても、読むたびに 新しく思うこともあります。

たとえば「アンネの日記」。
小学校、中学校、高校、と、三度も、読書感想文の宿題ではお世話になりました(笑)。
言わずと知れた、ユダヤ人少女の、戦時下での日記です。

子供向きの、「悲劇の少女アンネ」という本で出会い、
簡易版の日記を読み、新訳・完全版の日記に移行し、
何度となく目を通した日記は、実に生き生きとした日常(非日常、かな)が書かれています。

子供のころは、ごくシンプルに民族差別について、戦争の生み出す悲劇について考えましたが、
しだいに、同じ年頃の少女としてのアンネに、思いを馳せることが多くなりました。

自分は何者であるのか、将来の希望、日々の悩み、友情や勉学、ボーイフレンドについて。
「ユダヤ人である」というアイデンティティを否定され、命の危険にさらされ、
閉じ込められ、あらゆる権利をはく奪され、
そんな中で、彼女が真摯に自己を見つめる姿に共感し、励まされ、考えさせられました。

そして今、母となって思うことは、
アンネのお母さんも、さぞつらかったろう、ということです。

アンネは日記の中で、母親へのかなり手厳しい批判を、繰り返し書き記しています。
思春期特有の、潔癖で、融通がきかない娘と
一つ部屋で毎日毎日ずーっと閉じ込められている 母親の気持ち。

アンネを心配して、心をかけて言った一言一言が、
いちいち彼女の批判的な心でジャッジされているのですから。


もちろん、昔は そんなこと思いもしなかったけど。

立場が変わって、年を経て、初めて見えてくるものが、
たくさんありますね。


うちの息子は、思春期はまだまだこれから。当分先です。
恋について語り合ったりしちゃってますが、
実際、恋するようなお年頃になってしまえば、
お母さんの意見なんて、聞く気もなくなってしまうわけです。

自分が通ってきた道。息子がこれから通る道。
そして、わたしの母が通ってきた道を、わたしがこれから通ることになるわけで。

そのときは、きっとまたアンネの日記を読んで、
いろんなことをまた新たに感じることでしょう。


やはり本は、わたしにとっては無二の親友なのでした。
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by patofsilverbush | 2013-10-23 09:30 | 本・映画 | Trackback | Comments(0)

表面からは見えないこと

息子の国語の教科書に「きつねのおきゃくさま」というお話が載っています。
学習のまとめとして、
きつねの出てくるお話を、自分で作ってみよう!
という授業があったようで、
想像力はあるけれど、文章力のない息子は、ダイアナよろしく頭を抱えていました。

きつねが出てくるお話って、たとえば どんなものがあったかな?

ピーター・ラビットに出てくるきつねどん でしょ?
グライ・ラビットにも、きつねが出てきたね。
あひるのジマイマに出てきた きつね紳士でしょ。
けっこう悪者・怖いもののイメージだね。

手袋を買いに行くこぎつねちゃんもいたし、
きつねの嫁入り、あれはちょっと悲しいお話だったよね。

と、とりあえずヒントを出して ほうっておきましたが、後日、書いたものを読ませてもらったら、
実にシンプルなストーリーに仕上がって?いました。

きつねと、つばめと、すずめ(だったかなぁ)と、男の子が、散歩に行く話。
「きつねが、はじめはみんなのこと食べちゃおうと思うんだけど、
仲良しになるお話にしたかったの」
ということですが、そんな記述はいっさいなくて(笑)、本人も遅ればせながら、
それに気がついたようです。
「おれ、全然描いてないじゃーん!おれってバカ~」と申しておりました。


「きつねのおきゃくさま」は、
太らせて食べようと思って連れてきた ひよこや あひるや うさぎを、
かわいがって神様みたいに面倒を見てしまったきつねのお話。
最後は おおかみからみんなを守って、死んでしまいます。


「きつねがかわいそうになるのがイヤだったの。」
という息子のお話は、
特別な出来事も 話のめりはりもなく、散歩した一日が書いてあるだけ。
句読点もめちゃくちゃなら、漢字も使わず、さんたんたるありさまです。
国語の成績としては、最低ランクでは!?



でも、彼がどんなことを書きたかったのか、ゆっくり話を聞くと、
やはり親ばか、かわいいな!と思わずにはいられません。
いつも悪役のきつねが、悪役でなくなるように、
そして最後は、みんな仲良しに、ハッピーになるようにしたかったんだね。


物事の表面からは ちょっとよく分からないこと。
でもちょっと話を聞いてみれば、素敵なことがかくれている、こともある。かも。

子供の良いところを 褒めて、認めて、
さて、それをどんなふうに伸ばしていったらいいのかな、というのが、親が頭をかかえる、
難しい課題でもあります。


「その夜、みんなは静かに眠りました」
という文で終わる息子作のお話。

穏やかで、平和で やさしい一日の後、ぐっすり眠れる幸せを感じました。

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by patofsilverbush | 2013-10-22 08:46 | 子育て | Trackback | Comments(0)

小さな世界

このところ、動物ネタ?が続いています。
意識したわけではないのですが、自分の中で、無意識のテーマになっているのかも(笑)。


きのうは、長らく教職に携わってこられた先生のお話を聞く機会に恵まれ、
息子と一緒に参加させていただきました。

約1時間の「授業」と、お楽しみのマジックショーがあり、
息子も大喜び!
久しぶりに幼稚園時代のお友達にも会え、楽しんだようです。

授業のテーマは 「人間ってすばらしい!」。
トカゲやウサギ、カワガラス・・・・いろいろな動物の特徴から、
それぞれの種が持つ、生きる知恵や、工夫をお話くださり、
また、それらの知恵を 誰に教わることなく使って、
自然界を生き抜いていく動物たちの素晴らしさについて、
イラストを使いながらお話して下さいました。

じゃあ人間は?どこが素晴らしい?

人間はね、できることが、ひとりひとり違うの。
そこが素晴らしい!
人間は、ひとりひとり、素晴らしいことが違うのが、素晴らしいんだよ。

というお話が、先生の優しいお人柄とあいまって、
心にじんわりと響きました。

お別れ際、お話のなかで見せてくださったカワガラスの巣の重さをお尋ねしたら、
快く見せて、触らせて下さいました。

カワガラスは 滝の中に巣を作るそうです。
きれいな形に整えられたそれは、水苔のようなものでできていて、
見た目に反して軽く、ふんわりしていて、
外からは巣の中が見えないように、ポストのような入口がついています。
中もふわふわ。
くちばしひとつで こんなものが作れるなんて!と、改めて、
生き物の知恵や工夫に感動を覚えました。


そのとき、
「動物はね、子供を守るのに、一所懸命でしょう?
人間みたいに 虐待してしまったり、しないのよね」
とおっしゃった、先生の言葉が、一番 心に響きました。


植物も、動物も、人間よりずっと、辛抱強い。


人間も、動物も、植物も、鉱物も・・・なにもかもひっくるめて、
この世界はできている。上も下もない、みんな同じ、世界を作っているものの一つ。

ということを、考える機会の多い、今日この頃です。

素敵なお話を聞かせて下さった先生と、
そんな場を作ってくださった主催者様に、
心からお礼を申し上げます。

ありがとうございました。
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by patofsilverbush | 2013-10-21 14:32 | Trackback | Comments(0)

日々のあれこれを綴ります


by anne
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