月におはよう

外から入ってくる光が好きなので遮光カーテンにはとんと縁がありません。
お日様の光はもちろんのこと、
よく夜中に起こしてくれるのは、まばゆいほどの月の光。
安眠妨害!とも言えるので、いいのかどうかはよくわかりませんが、
夜中にふっと目が覚めるとき、
たいていカーテン越し、あるいはカーテンの隙間から
煌々と明るい月の光が差し込んでいて、
ああ、お月様が覗き込んだのだのか、と
アンデルセンの『絵のない絵本』を思う。

よいお天気続きの千葉では月夜も美しく、
今週月曜日の満月の前後からずっと毎晩、月とのランデブーが続いております。
色っぽいというより、青白い光はむしろ神聖で、
唯一布団から出ているおかげで自然と月光浴しているような顔だけは
心なしか美しくなったような気持ちで(笑)
また眠りに戻ってゆくのが素敵です。

朝起きてもまだ暗い空に明るく輝く月に
心の中で「おはよう」を言いながら、布団から抜け出す勇気をもらう寒い朝。






# by patofsilverbush | 2019-01-26 08:58 | 生活 | Trackback | Comments(0)

まわりもわたし

「これがわたし!」ということを、
我を張ったり、自分の考えを人に押し付けようとしてしまったり、
または自分が正しいと思っていることが本当に正しいでしょ!と
周りに認めさせようとしてしまうことだと
勘違いしてしまうことがよくあります。

逆に、
我を張らないように、
人にやさしく、
自分のことより相手の気持ちをおもんぱかって、
という、変な正義感が強くなって、
自分が疲弊してしまうことも。


わたしはわたし。私は自分を大切にしている。
ということと、
あなたはあなた。わたしはあなたを大切に思っている。
ということは、
両立できることであるのだなぁと、最近になってようやく
納得できるようになりました。
「わたしがハッピーであること」を何より大切にすることは、
決してわがままなことではないし、
同時に、
周りにいる人もハッピーでいられるように、思いやることもできる。


そんなふうにいちいち、日々起こることを分析しているわけじゃないけれど、
ときどき、
ああ、そういうこと・・・と思い当たることがあるのは、
やはり神様からのメッセージ。






# by patofsilverbush | 2019-01-25 10:27 | Trackback | Comments(0)

IT'S ME

いくつくらいのころだったか、まったく覚えていませんが、
子供のころ母に
「この女優さん、樹木希林さんというのよ」と教わった?ときに、
「え、きりんさん!名前がきりんさん!」といたく感銘を受けた(笑)記憶があります。
およそ人の名前にはしそうもない、意表を突くネーミング、
なんておもしろい!

同じように、
「この人が昔話の女優さんよ」と母に教わって、
「え、この人が!」と衝撃を受けたのが、
市原悦子さんでした。
わたしにとっては“日本昔話の声の人”。
テレビから録音したと思われる日本昔話の、
あのやわらかな語りに重なって、
赤ちゃんころの私の声がばぶばぶと入っているカセットテープが出てきたことがあったっけ。
その声の人が、女優さんだったということに驚いたのでした。

先日、市原さんの訃報を受け 流れていたニュース映像の中に、
日本昔話についてお話しされているものがありました。

「最初、とてもテンポがよくて、さーっとお話が流れるようなものであったから、
もっとゆっくりしましょうよ、聞いてる人が眠くなっちゃうくらい、
って言ったんですよ。
♪ぼうや~よいこだねんねしな・・・って流れてきたら眠くなっちゃうくらい、ゆっくり」
そんなようなことを話されていて、
ああ、だから、
小さな子でも、よくわかったんだなぁと思いました。
早口で流暢に語られていたら、きっと小さな私の心には染み透らなかった。
お水が土にしみこんで、
その水を植物の根が吸い上げるように、
ゆっくりと心に染み透っていった昔話の数々。
そんなふうにゆっくりじっくり身に着いたものは、
血や肉や骨となって私を作り、支えてくれてる。
「わたし」を作るのは、食べ物や運動ばかりではないのです。


今、市原さんの言葉を聞いて思うのは、
テンポが速いと感じたら、速度を落としてもいいのだな、ということ。
なにかとスピードや効率が求められるけれど、
機械の速度と人間の速度は、本当は全然違う。
なんとなく速くしなくっちゃと焦らされ、実際にあせってしまうこともあるのだけれど、
心や気持ちにあった、ぴったりくる速度を、
各個人が見つけてもいいのだなと思い、ちょっとほっとしたのでした。



声の仕事をするときに大切にしていることはと聞かれて、
「五感を大切にしたい」と話されていたという市原さん。
何かに触れたとき、風が吹いた時などに感じる、その「感じ」を大切に
ナレーションしたい
という言葉は、本を音読するうえで、
そしてまだ時々、息子に読み聞かせする時にも、
心に留めておきたい言葉でした。


飾らない、人と同じじゃない自分でいていい。
ということを体現してくださった二人の女優さん。
今、この年齢になって
人生の先輩として感じることがたくさんあります。







# by patofsilverbush | 2019-01-18 14:12 | Trackback | Comments(0)

便利な言葉

よく読んでいるネット雑誌。
ファッションやコスメティック、エンターテインメント情報などのほかにも、
社会的なムーブメントの記事や書評などなど、
バラエティに富んだ雑誌ではあるのですが、
ファッション誌的な、というか、
読者層に伝わりやすい、というか、
何人かいらっしゃる記者さんの、どの方の記事を読んでも
必ず出てくる言葉というものがあります。
先日、その言葉についてコメントされた読者の方がおられました。


「どの方も“ほっこり ほっこり”って・・・・。
同じことを表現するのにも、もっとたくさんの言葉がありますよ」
と。

なんだか不意を突かれたコメントでした。
うん、そうかも!
言いたいことはイメージしやすいけれど、
たしかに「軽い読み物」感は否めない、ある種の便利な言葉。
若い人で言ったら「ヤバい」ですよね。
いい意味でも悪い意味でも、なんでもかんでも「ヤバい」一つで済んでしまう。
便利だけれど、なんだかなぁという言葉。

読む私たちのほうにも、想像力が欠けているのかもしれない。
簡単な言葉しか読まない傾向や、
簡単な表現をされないと理解できない、理解しようとさえしない傾向が
最近、全体的に広がっているのかなと思っていました。
薄っぺらな歌詞に、「いいこと言ってる!」と感動しちゃうとか。

せっかく、ニュアンスを表す言葉がたくさんある国に生まれたのだから、
言葉はたくさん知りたいし、
ことだま、という通り、魂が宿るものでもあるし、
日常の中で大事に、丁寧に使いたい文化でもあります。
場面や、気持ちにぴったりの言葉を探すのは、楽しいことでもあります。
そして
ニュアンスにぴったりの言葉を使う人に出会うと、
さりげない言葉遣いの奥に、人柄の奥行きをも感じたりもします。
(さりげなく使う、というところがポイントですが!
やはり日頃から言葉をたくさん感じてものを考えていないと、このさりげなさは出ないものですよね。
知識は身に着けど、教養は一石二鳥では身につかないものと痛感いたします)


フランスで、
お店の商品を英語表記したりすることが増えたため、
もっとフランス語を使おう!というキャンペーン?が広がっています
というようなニュースを見たのは、いつのことだったか。
残念ながらフランス語には(いえ、フランス語にも・笑)親しみがありませんが
フランス語もニュアンスを大切にする言語であるらしい。
どの国の言葉であれ、
自国の言葉を美しく使いこなせることは、素敵なことです。


便利なことはいいことでもあるけれど、
もっと「デリケートな何か」に欠けることは、ひょっとしたらよくあることかもしれません。








# by patofsilverbush | 2019-01-16 14:43 | その他 | Trackback | Comments(0)

お汁粉

冬休みが明けて、月曜日からまた学校が始まりました。
週の第一日目から、世間様的には3連休の今日、土曜日まで、
休み明けに即、フルスロットルのスクールライフ。
さんざんだらだらとお休みを満喫していた息子はくったくたのお休み明けとなりました。
学校と同時に、今週は通常の塾に加え、
冬期講習分の授業もあったので、塾も連日に。
疲れが出始めた水曜日くらいは、もう機嫌が悪くてさんざんでした。
母も久しぶりの早起き生活、くたびれたわよ!

ときおり雨粒が落ちてくる灰色の空。
雪が降るかも予報のこんなに寒い日に、半ドンで学校から帰ってきたら
何が食べたいかな?
やっとお休みだ~って気分のお昼には・・・・
そうそう、冷蔵庫に、いただきものの善哉があったっけ!
これまたいただきものの小さなお鏡餅で、お汁粉にしよう。

小豆好きの母が、冬になると時折作ってくれるお汁粉。
雪の降るような寒い曇り空の日には、
ふと食べたくなるのです。

野菜炒めと、即席のお汁粉。
なんだか珍妙な組み合わせでしたが、
おなかと心にほっと優しい和の甘さ、
息子がもっと食べたいと呟いておりました。
もっと食べたいと思うくらいが、ちょうどいい分量かなとも思います。



# by patofsilverbush | 2019-01-12 15:08 | 季節 | Trackback | Comments(0)

新春

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春を告げる花といえば、まずは梅かなと思うのですが、
お正月らしい、新春らしい花と言われれば
この小さな水仙の花です。
清楚なたたずまいは、
冷たく、みずみずしく、清潔かつ、華やかな香りとともに
「初春の慶び」という言葉をそのまま表したよう。



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白と、冬の庭を彩ってくれる緑の小さなブーケにしてみましたが、
水仙の香りよりも、
ローズマリーの香りがいつまでも指先に残ってしまいました。



枝の長さをそろえるために短く残ってしまったローズマリーも、
ワイヤープランツと一緒に、ビーズが入っていた小さな小さなびんに。
ちょっとした緑も、あるだけでお部屋が生き生きとしますね。


少しずつ、日足も長くなってまいりました。
春を感じるにはまだ早く、これからますます寒さが厳しくなるけれど、
部屋の隅に、小さな春と福。
ちょっとうれしい。








# by patofsilverbush | 2019-01-11 18:51 | Trackback | Comments(0)

日々のあれこれを綴ります


by anne
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