人気ブログランキング | 話題のタグを見る

宝物の棚

雑貨が好きで、こまごましたものがついつい、増えてしまうのですが、
我が家のリビングの出窓に並んだものを見ると、
自分で買ったものより、誰かにもらったものばかり並んでいることに、ある日
気がつきました。

息子が生まれたてほやほやの、まだ目も開いていない頃の写真が入った額は、
出産のお祝いに頂いたもの。
その額にたてかけるようにして置いてある2個の石は、
息子が幼稚園で作ってきたもの。
なんとも息子らしい、にこにこ・ぽやんとした顔が描いてあります。

ときどき、キャンドルを入れて楽しんでいる灯もらい壺は、母が趣味の陶芸で作ったもの。
その隣には、これまた父が趣味の陶芸で作ったトレイが置いてあり、その上には
プリンス・エドワード島の赤土をいれた小瓶と(これはわたしのお土産)
サハラ砂漠の金色の砂をいれた小瓶(こちらは妹のお土産)。

母の旅行のお土産にもらったオルゴールは、
ときどき、妖精のいたずらのように、思いもかけない時に勝手に鳴り出すし、
妹がくれた北欧の小人のフィギュアと、
パートナー氏がクリスマスにくれた、ちびのミィのフィギュアは、
窓辺からわたしたちを見守っていてくれる、小さいながらも頼もしい存在です。

切りこのショットグラスを透かして見える、赤や青や緑の光は、
父が息子に買ってくれたビー玉。


テイストも色もてんでばらばらなのだけれど、
わたしにとってはとてもあたたかい、目がいくたびに心が和む棚になっています。

どれも大切なものですが、たぶん、ものの中にある思い出・・・
もらった時の会話や、感じたこと、その日の天気や空気の肌触り・・・
そんな、目には見えない、記憶が
わたしにとっては宝物、
ということなのだと思います。
by patofsilverbush | 2013-10-01 12:42 | その他

日々のあれこれを綴ります


by anne