アグリーベティ

毎週、楽しみにしていたドラマ「アグリーベティ」が 終わってしまいました。
ずいぶん前になりますがNHKでも放映されていたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
まず タイトルがすごいですよね。
「アグリーダック(みにくいあひるの子)ならぬ、ぶちゃいくベティだなんて・・・。

舞台はニューヨーク。
女たらしで遊び人、自分のアシスタントの女性と必ず騒ぎを起こす息子を心配して、
父親が独断で雇ったのが、主人公の女の子、ベティです。
仕事は、ファッション誌の編集長を務めるドラ息子・ダニエルの、アシスタント。
ジャーナリストを夢見ているベティですが、ヴォーグやエルなどと肩を並べる
一流ファッション誌の世界とは程遠い感性の持ち主。
奇抜な服装でオフィスに現れて、
お洒落でモデル並みに痩せている社員たちに馬鹿にされる日々・・・。

映画「プラダを着た悪魔」と同じような設定なのですが、
わたしがベティを大好きなのは、そんな状況下であっても、
ベティが一向に変わらないことです。
アン・ハサウェーみたいな、美貌の持ち主じゃないの。


背は低くて、ややぽっちゃりめの体型。
眼鏡にそばかす、「もじゃもじゃ眉毛」、あげくに歯にはブルーの歯列矯正器具。
柄on柄の、しかもカラフルなお洋服に、かなり個性的なベルトやバッグを合わせるベティの趣味は、
個性的(で可愛い!?のけれど、真似をするのは至難の業かも)なのですが、野暮ったく、
洗練されていてお洒落だ とはとても言えず、
彼女の知らないところでこっそり写真に撮り、毎日のコーディネートを揶揄するブログを作ってしまう、
ふとどきな輩も。


そんな外見もさることながら、
意地悪な同僚や、仕事のため、いや、欲しいもののためなら汚い手も平気で使うような上司や、
嘘をついたり人をだましたりするのが平気な?風潮のオフィスにあって、
悩んだり腹を立てたり、困ったはめに陥ったりしながらも、
ベティは決して自分を曲げないのです。

誠実であること、一生懸命ベストを尽くすこと、思いやりを持つこと、正直であること。
人として大切だと、自分が信じることにおいて、決して自分を偽らないベティの勇気ややさしさに、
見ているわたしも励まされました。

もちろんベティだって、大失敗したり落ち込むこともありますが、
そんなとき、ベティを支えてくれるのが、愛あふれる家族と、
ボスである、編集長のダニエルです。
お互いに仕事や、恋や、家庭の悩みを相談したり、
励ましたり、力づけたり、失敗をフォローしたり、喧嘩したりしながら、
チームになっていくダニエルとベティもほほえましい。
(この二人にべったりした恋愛が生まれないところも、このドラマの好きな理由!)


誰が何と言おうと、「悪趣味な」服を着続けるベティ。
だってその服が好きだから。
そういう自分が好きだから。

美人じゃないことに落ち込む日も、
「やられたらやりかえす」ことが正しいとは思えず、損してしまう自分が嫌になる日もあるけれど。

自分が好きな自分、でいられることの方が、大切だと信じているから。

「個性は、きわめると魅力になる」というような褒め言葉を、ベティがもらうシーンがありましたが、
本当にその通りですね。
自分に「きわめる」勇気があるかな・・・と弱気になるときも、頑張っているベティに、
わたしはどれほど勇気をもらったか!


見ている人を絶対に嫌な気持ちにさせない、
あたたかくて、愛にあふれた 素敵なドラマです。
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by patofsilverbush | 2013-11-12 08:58 | 本・映画 | Trackback | Comments(0)

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