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『ナイトミュージアム』

子どもが生まれてから、映画館とはとんとご無沙汰ですが、
わりと最近、
新作が公開されたのに、観に行けずにつまらない思いをしたのは、
『ナイトミュージアム 3』
一家で大好きな映画で、
息子とわたしはもう、何度観たことか。
(というか、息子が『2』を何度も観るので、
リビングにいるわたしも、結果的に何度でも観てしまう。
おもしろいんだもの♪)


いい年をしてビッグな夢を見ては、 就職・失業を繰り返している、
某ドラマのお父さんと同じようなタイプの主人公・ラリー。
ようやく新しく見つけた職場は、
自然史博物館の、夜間警備員。
気軽な気持ちで始めた、初日の夜、
突然、ありとあらゆる展示物が動き出して、ラリーの頭は大パニックに!!!


ティラノザウルスの大きな骨に追いかけられたり、
フン族の族長・アッティラに襲われそうになったり、
フロンティア時代のミニチュア人形たちに、ガリバーよろしく縛られたり・・・
自由奔放に、
それぞれ独自の価値観や 事情のもとに、
好き勝手に動き回る「展示物」たちに、
ありえない!と 一度は警備員をやめようとするラリーですが、
「お父さんはちゃんと仕事してる!」と信じる、愛する息子のために、
覚悟を決めます。

ルーズベルト大統領(もちろん、展示物。蝋人形)にアドバイスをもらいながら、
みんなを一つのファミリーのようにまとめる、リーダーシップを培ってゆくのです。



博物館大好きな息子と、博物館に行くと、
やっぱり わくわく どきどきします。
この恐竜たちが、動きだしたら・・・?
上野の科学博物館には、「原始人」の人形たちが展示してありますが、
幼稚園の頃、
息子は、
その中の一人、「ルーシー」が怖くて、
いまだにルーシーがいる部屋は苦手。
そのくらい、なんだか生き生きと(?)した気配があるんですよね。


安直な方法で 展示物たちをなだめよう、手なずけようとしたラリーですが、
博物館から外に出てしまった「原始人」の一人が、
朝日とともに(魔法が解けて) 消えてしまったのを目の当たりにして、
展示物ひとりひとりの命について、真剣に考え始めます。
展示されているものたちには、
ひとつひとつ 歴史があり、感情があるのだ、
その感情に、寄り添う必要があるのだと気がつくのです。


『2』のほうは、もうちょっとバトル的要素が強いのですが
(でもコメディだから 笑える)
トラブルや危機を迎えた時、どう立ち向かうべきなのか、
人生は、自分のわくわくすることをするためにあるのだ、
ということを、
思い出させてくれます。


「展示物」ではなくても、
「歴史的に有名な人物」でなくても、
わたしたちには 一人ひとり歴史がある。
安易に判断し、ジャッジメントできないことなのは、
誰でも同じことですね。



博物館、また行きたくなっっちゃったな。














by patofsilverbush | 2015-06-03 09:27 | 本・映画

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by anne