『ラヂオの時間』

なんだか 身体も心も ダルイんだよねぇ~
なんにもする気がおきないわぁ~


やさぐれ感満載で 失礼いたしましたが、
こんな気分のときって ありませんか?
本も読みたくないし、
何かを創るって気分でもない、
かといって、見たいテレビ番組があるわけでなし。


大好きで、何度見ても飽きない
『かもめ食堂』『めがね』『マザーウォーター』は
テレビの録画内蔵機能に録画されているので、
わざわざDVDをセットしなくても見られるのですが、
どういうものか、気分が内向きな時には 
見たくならないのです。


そんなときの わたしのお助け映画は
三谷幸喜監督『ラヂオの時間』。

息子も大好きで、何度一緒に見たことか(笑)。
内容も 結末も知っているのに、ついつい真剣に見入ってしまう。




自分の書いたシナリオによる、
ラジオドラマの 生放送を直前に控え、
緊張しながらリハーサルを見守る 
主婦のスズキミヤコさん(鈴木京香さん)。
キャストの素晴らしい演技に見惚れ・・いや、聞き惚れつつも、
気になるのは 
主人公・リツコを演じるかつてのスター女優・千本ノッコ(戸田恵子さん)。
どうやらご機嫌ナナメらしい彼女が 
はてしなく繰り広げるわがままに、
ドラマの内容は時々刻々と変更を余儀なくされ、
生本番中にもかかわらず 変更に次ぐ変更!
「平凡な主婦の、ドラマチックな恋物語」であったミヤコさんのシナリオは、
誰にも行方のわからない、
壮大なスペクタクルドラマへと変貌していくのでした・・・・



どたばたコメディ、というジャンルになるのかもしれないほど、
登場人物がどたばたと走り回り、
ドラマの内容も、わけのわからないどたばた騒ぎに。
けれど、決して
騒々しく、悪ふざけが過ぎて下品!にならないのが、
三谷ドラマの素晴らしいところです。




勝手に変更されていくシナリオを前に 困惑する、
ちょっと弱気なミヤコさんや、
とにかく事なかれ主義なプロデューサー、
とにかくわがままな元スターに、
それに対抗しようと意地を張る相手役、
言葉遣いにうるさいナレーション担当のアナウンサーなどなど、
こんな人、いそうかも。
と思ったりするのに、
こんな展開はありえない(笑)。


個人的に好きなのは、
ノッコのわがままっぷりを腹に据えかねた、相手役の細川俊之さんが、
本番中に、自分の役名を勝手に変えてしゃべってしまうところ。
(しかも“ドナルド・マクドナルド”に!)

こんなわけのわからないことになっちゃって、
いったいドラマのラストはどうなるの!?
と やきもきさせながら、物語は怒涛のクライマックスへと向かいます。



大風呂敷をぶわっと広げまくって、
丁寧にたたんでみせる、手際の良さというか、
おさまりのいい気持ちよさが、
見ているこちらのやさぐれた気分をも、きれいにまとめてくれるのかもしれません。


元気になるとか パワーをもらえるってわけじゃないんだけれど、
あ~よかったね~
と楽しくなれる、極上のエンターテインメントです。


今週もお世話になりました(笑)。
















   

[PR]
トラックバックURL : https://ginnomori.exblog.jp/tb/23122415
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by patofsilverbush | 2016-05-06 15:20 | 本・映画 | Trackback | Comments(0)

日々のあれこれを綴ります


by anne
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る