40代とは?

好きな本は子供のころから繰り返して読むタイプなので、
わたしの本棚には幼馴染がたくさんいます。
アンやパット、エミリーをはじめとするモンゴメリのヒロインたちや
マーチ家の4姉妹などの女の子の友達はもちろん、
トムやハックみたいなわんぱく小僧、
日夜、霧深いロンドンで犯罪者と戦いを繰り広げるホームズとワトソン、
ドイツの少年たちにイギリスの少年少女たち、
果ては海賊や魔女や大泥棒まで、
いつ、いかなる時にページを開いても、
わたしを物語の「現場」に運んでくれる古馴染みたちです。

中でももっとも冒険的な友人は、4人の銃士たち!
幾度も映画化やドラマ化されている『三銃士』の主人公たちです。
いわゆる『三銃士』は、実は『ダルタニャン物語』という壮大な大河ドラマの、
ほんのはじまりの部分にすぎません。
一旗あげるためにフランスの片田舎からパリへとやってきた、はたちそこそこの青年ダルタニャンが
3人の銃士と知り合いになり、仲を深めてゆく中で、
宮廷の陰謀に巻き込まれる大冒険の顛末を描いた第一部。
ですのでタイトルの『三銃士』も、実は「友を選ばば三銃士」という、
物語の冒頭部分のタイトルなのです。

第二部はそれから20年後、
第三部はさらに20年後、
と、文字通りダルタニャンの一生を描いた、長い長いストーリー。
子供のころから図書館で幾度も借り、大人になってからはわたしの本棚に。
元気が出ないとき、何か「オモシロイ」気分になりたいときに開くことが多い本です。

物語の始まった時には二十歳そこそこのダルタニャンをはじめ、
三人の銃士たちも20代の若者でしたが、
第二部では彼らは、背表紙のあらすじがきのいうところの「打算と駆け引きの40代」になっています。
中学生のわたしが、
「打算と駆け引きの40代だって」と言ったら、父が、
「40代は打算と駆け引きなのかぁ・・・」と遠い目をしていた?ように(笑)答えたのも、
懐かしい思い出(笑)。
当時、まさに「打算と駆け引きの40代」だった父、何を思っていたのでしょうか。

かくいう私も「打算と駆け引きの40代」となり、
彼らの冒険に相も変わらず心を躍らせておりますが、
打算はともかく、駆け引きというものはとんと縁のない40代であるなぁと、
自分のぼんやり加減に思いを馳せてみたりするところが、
「40代である」ということなのかもしれません。

アトスのように崇高な理想を掲げ、実行できる40代、憧れるなぁ。
と、遠い目をしてしまうところも、
「40代である」ということなのかもしれませんね。






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by patofsilverbush | 2018-10-30 09:54 | 本・映画 | Trackback | Comments(0)

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