冬の長野
2018年 12月 29日
学校が冬休みに入る草々、長野の両親宅へ行ってまいりました。
そういえば冬休みに来たのは久しぶりだったかも、
と、暖冬のせいか雪のかけらもない現地についてから気づきました。
いつも新幹線を降りると「さむっ!!」となるのですが、
今回はそんなこともなく。
滞在中もお天気がさほど悪い日もなくて、
アルプスがこんなにきれいに見えるほど晴天の日も!↓
一週間足らずの滞在中に見られたのはすごくラッキー。
長野駅から車で20分ほど。
長野市街からちょっと山を登っただけ、とはいえ、
庭からは山しか見えない両親宅では、なんとなく時間の流れ方も違って感じます。
のんびりというより、
冬のセール、とか、バラエティ番組、とか、コマーシャル、とか、情報、とかいう名前の
余計な雑音がないというか。
旅先で買ったものは、
どこそこで、誰と、どんな会話をしながら買った、
という忘れ難い思い出と結びついた、
物語つきの特別なものになるのが素敵です。
雑然とした、ちっとも素敵でない骨董屋さんで
母とそれぞれ品定めしながら
ごちゃごちゃした雑多なものの中から選び出したキリコのグラスやぐい飲み。
長野に行くとよく連れて行ってもらうガラスアートのお店で、
母とお揃いで買ってもらっちゃったガラスの天使。
そのお店を去り際に見つけて一目ぼれしたステンドグラスの小箱。
そんな、長野で見つけたお気に入りたちが、毎回ちょっとずつ増えて行って、
いろんなものと私を結び付けてくれる。
両親と交わした会話や、
母のご飯や、
その土地の空気や、
その時過ごした時間の流れと。
そのものの中にとどまる記憶や時間や気持ちが、
その物を、「わたしにとって特別なもの」にしてくれる。
もちろん、買ったものばかりではなく、
ひろったメタセコイアの実であることもある。
写真よりも記憶に残る、思いでの保存法かもしれません。
by patofsilverbush
| 2018-12-29 14:08