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ピアノの音

ご近所のおじょうちゃんがピアノを習っているので、
窓を全開にしているこんな季節には、ときどき、
ピアノの音が漂ってきます。
何の曲、というより、指を使うための練習曲、
バイエルとかブルグミュラーとか、そんな感じの。

母がピアノを習っているので、夏休みや冬休み、長野に滞在中は、
毎日?夜になると聴く練習曲の数々。
リズミカルな曲のはずなのに、つっかえつっかえの母の練習曲を聴きながら、
息子は就寝時間となります。

だからね、自宅でそんな音楽が流れてくると、なんだか懐かしい。

両親がすんでいる長野の家は、そもそも実家ではなく、
十数年前に両親が引っ越した家です。

古い古い家なので、個室という感じは全然なく、
ピアノのあるところは、テレビの置いてある居間と一続き。
「うーん、あ 間違えた」とかなんとか、ぶつぶつ言いながらピアノをひく母と、
その向こうでは ピアノの音にめげずにテレビを見ている父(笑)。
そんな人の気配をめいいっぱい感じながら、息子を寝かせるために本を読んでいると、
「夏休みだなぁ(あるいは、冬休みだなぁ)」と実感するのです。

この曲は好き、ふ~ん、そこが難しそうだね
と、時々、母の手元を見ながら 
「そうなのよ~。今、(練習曲のほかに)この曲をやっているんだけどね、
これがまた できないのよ~」という母の話をふんふん聴いているのですが、
レッスンを見学に行って、
先生がお手本にちょっと弾いたりするのを聴くと、びっくりします。
練習曲なのに、ただの練習曲ではなく、ちゃんとひとつの“音楽”になって、何かを表現していることに!
先生ってすごい!



実家にいるときは、自分の部屋にいたり、母が練習している時間は家にいなかったりで、
母のピアノを聴くことはほとんどありませんでした。


まるで遠い昔の、「おばあちゃんちの夏休みの思い出」みたいな気がしているけれど、
その夏休みまであとひと月。
つっかえつっかえのピアノを聴ける日も、もう間近です(笑)。
# by patofsilverbush | 2014-06-25 09:45 | 生活

おすすめ!

先日、本屋さんで見つけ、待ってましたとばかりに購入いたしました!
『草刈りバレエメソッド』

おすすめ!_d0314849_92765.jpg


第一弾の『草刈りメソッド』も持っているのですが、
こちらは音楽に合わせて動く、バレエの要素を取り入れた“エクササイズ”という感じ。

第二段である、このバレエメソッドは、その名の通り、バレエのエクササイズです。
三部構成で、
一部はバレエを踊るために必要なストレッチ、エクササイズ
二部はバーレッスン
三部はバレエ・「瀕死の白鳥」を踊ってみよう
となっております。

free birdsではもう少しのんびりと、呼吸を取り入れたり、
ゆっくりした動きから入るエクササイズですが、
動きとしては同じような感じ。
それを音楽に乗せて、もっとリズミカルに行う内容です。
バーレッスンなど、動きに慣れない初めての方は、
音楽のテンポが速いなぁ と感じることも、あるかもしれませんが、
その分、余計な負荷をかけずに身体を動かせるし、
音楽に合わせて身体を動かす、ということが実感でき(テンポがいいから)
なにより 気軽にバレエを体験できる、素敵なDVDです♡

おうちでちょっと踊ってみたいわ
と思われたら、ぜひ見てみてくださいね。
そして「この動き、“?” 」と思われたら、free birdsに遊びに来て下さいませ(笑)。
# by patofsilverbush | 2014-06-25 09:14 | freebirdsストレッチ

お知らせ 七月のfree birds(追記あり)

朝から雷が鳴り、雨が降り始めました。
いったん干した洗濯物、なるべく長く外に出しておきたいので、
部屋に取り込むタイミングを見計らうべく、空とにらめっこです。


七月のfree birdsのお知らせです。
来月は夏休み前の短縮授業日が続いたり ということで、
ちょっと日程が取りづらいため、
変則的ですが、

・6月30日(月)
  9:45~11:00 ストレッチ・クラス
  12:00~     アン・クラス

・7月17日(木)
  9:45~12:00 アン・クラスのみ

とさせて下さいませ。


・参加費 500円
・終日参加される方は、お手数ですがお弁当をお持ちください。



なお、7月1日(火)も予備日となっておりますので、
そちらの方がご都合がいい!という方がいらっしゃれば、
ご連絡くださいませ。


心と身体、
自分の「今」を感じ、気にとめて、大切にしてあげたいですね。


・・・ところで。
『「赤毛のアン」が愛した世界・船で旅するカナダ』みたいな番組を見ていたら、
「『赤毛のアン』の中にも、アンがワインに酔っぱらって 騒ぐシーンがありました」
というナレーションが・・・!!!!!!!

無いから、そんなシーンは!!!!



最近のブームのせいか、なにかとアンをうたった出版物が増えていますが、
中にはどうなの?と思うものもあったりして、
マニアとしては複雑な心境です。

おっと 
ついつい・・・。失礼いたしました(笑)。
# by patofsilverbush | 2014-06-24 09:01 | freebirdsストレッチ

ドロンワーク

久々に、ちょっと手の込んだ刺繍にとりかかっています。

ホワイトワークと呼ばれる、白糸一色で刺した刺繍が一番好きですが、
(赤糸一色ならレッドワーク、黒ならブラックワーク、青ならブラックワーク・・・)
中でも好きなのは、このドロンワーク、
生地の織糸を抜いて、残った糸をかがって模様を作るワークです。

まず、横糸を抜いて・・・↓

ドロンワーク_d0314849_8175978.jpg


残った縦糸を、今回は3本ずつ、束ねてヘム(ふち)かがりをします。
ローラやアンたち、昔の女の子たちがしていた、
“ナプキンやハンカチのふちかがり”は、布端をこのヘム・ステッチでかがること。
上下にヘム・ステッチをかけたら、
よくみかける はしごレースになります。
わたしは細めに糸を抜いた、細いはしごレースも好き。
この手のハンカチをみると、手に取らずにはいられません(自分でできるのに、つい・・・)


さて、はしごレースのままでも可愛いのですが、
今回は別糸で、残った糸をからげるようにして、かがってゆきます。
いろんなかがりかたがあって、布地にレースをはめ込んだようになります。
今回は ダブルツイステッドかがり ↓

ドロンワーク_d0314849_8195520.jpg


左から右にかがりステッチをすすめてゆきます。
右側はまだ、はしごレース ↓

ドロンワーク_d0314849_8285822.jpg


図案を描く というより、とにかく同じステッチを繰り返す
(布端となる部分にぐるっとボタンホールステッチをほどこし、
そのステッチのきわで布をカットする、カットワークなど)
「ちょっと時間のかかる」ワークは、とにかく根気がものを言います。
じっくり、「やらなきゃ終わらない」のでね。
早く終わらそうなんて邪念が入ると、とたんにステッチも雑になるので、
丁寧に、集中して。


家事をするとき、この
「ひとつひとつ片付ける」感覚は、けっこう大切だなあと感じます。
あれもこれも、やらなきゃいけないことがある!なんて思うときほど、
ひとつひとつ、片付けていこう と思う、その気持ちは、
このワークで養われたかもしれません。
忙しいときほど、丁寧に片付ける。急がば回れってことですね。
焦る気持ちを 「ひとつひとつ終わらせよう」と思ったり、口に出したりすることで、
落ち着いた気持ちになれる、わたしにとっては深呼吸のような言葉です。


とはいえ、やっぱり仕上げるまでにはちょっと時間がかかるので、
そんなにしょっちゅうするワークではないのですが、不思議と、
定期的にやりたくなる時期があるようで。

時間にゆとりを持った生活を しなさいよ
と、自分に言いたくなるのかもしれません。
# by patofsilverbush | 2014-06-24 08:49 | 生活

ありがたき幸せ!

毎週金曜日に、カトリックのシスターに教えをいただいて、2年半ほどになります。
洗礼を受けるまでは、「キリスト教とはなんぞや?イエス・キリストってどういう人なの?」
という受洗のための、基本的なことを教わりましたが、もともとは、
受洗のためではなく、
欧米の児童文学にたくさん登場する、日常的なキリスト教というのを体感してみたかったのと、
『赤毛のアン』に出てくる聖書の言葉が、聖書のどんなところに出てくるのか知りたかったことが
きっかけです。

ちなみに、受洗のためのお勉強とはいえ、勉強したから洗礼を受けなければいけないわけではありません。
むしろ、自分は本当に洗礼を受けたいのか?を知るために、学ぶという感じでした。


今はその聖書を読んで、読んだ個所について思うこと、
日常の中でそれと関連した体験をシェアする時間になっていて、
お勉強というよりは、わたしにとって、
子育てで行き詰った時に悩みを相談できたり、日常の中で思ったことを素直に話せる、
貴重な時間となっています。

というわけで、聖書を読んでいるのは 時間にしてほんの数分(笑)。
いつも讃美歌を歌ったあと、
一週間にあったできごとから話が始まり、
お互いの体験に大笑いしたり、悩みを受け止めていただいたり、
「福音的アドバイス」をいただいたり、○○党や○○首相の悪口を言ったりしています。


年齢がこんなに離れた人と、こんなに多岐にわたって じっくり話し合える機会もそうないことです。

そのシスターがよくおっしゃるのが、「ありがたき幸せ」という言葉。
ガンを患っていらっしゃるシスターは、排尿機能に障害があり、
「(御不浄に)行きたい という感覚がわからないのよ」と尿漏れパッドを使っているのですが、
どういうわけか、私とのお勉強中になると、
「行くべきところへ行きたく」なるらしいのです。

「この時間だけなのよ、行きたい感覚がわかるのは。どうしてかしらねぇ」
「なにしろ ありがたいことですねぇ、出るべきものが出るのは」
「ほんとよねぇ、ありがたき幸せ」
というやりとりを、毎週繰り返していますが、
本当に、人間の身体というのは、黙って毎日 微妙な微調整をしてくれて、
日々の暮らしを支えてくれているのだなあ!
と、シスターといると感じます。
大切にしてあげなければ!!!


健康をいただいていること、
夫がいて、子供がいて、
いるから幸せ、ということではなく、いることを幸せだと感じられて
(どんな生活でも、それを自分がが幸せだと感じられるということ)
毎日ご飯が食べられて、眠る場所があって、
笑えることがたくさんあって、
本当に「ありがたき幸せ」だなあと思うのです。

ああ、ありがたき幸せ。
神に感謝!
# by patofsilverbush | 2014-06-23 10:06 | 生活

日々のあれこれを綴ります


by anne